都立明治公園に商業店舗が開業、ゴールドウインの新業態や初出店カフェなど6ショップ
D棟のカフェレストラン「BLUE SIX COFEE」は、フード関連の専門学校を運営する学校法人安達文化学園が、これまでオンライン中心で展開してきたブランドの初の実店舗として出店。「健康な生活を日常に取り入れる」をコンセプトに、世界中の農園に足を運んでセレクトしたトップグレードのコーヒー豆だけを自家焙煎したスペシャリティコーヒーをはじめ、自家製のティラミスやタルトなどのスイーツ、 パワーサラダやBLTサンドといったフードメニューを提供する。また、オリジナルのサプリメントやプロテインなどの物販や、MCTオイルを使ったフードやドリンクなども揃えるほか、今後は食と健康にまつわるワークショップなどの開催も予定しているといい、来店客が自身の健康に向き合うきっかけを作るような店舗を目指すとしている。 E棟のレストラン「ナチュールトーキョー(natuRe tokyo)」は、アメリカ・ハワイ州の人気自然派レストラン「natuRe waikiki」が日本初上陸で出店。日本人女性シェフ 小川苗総監修のもと、コース料理やアラカルトメニュー、ナチュールワインをはじめ日本酒やクラフトジンなど、バリエーション豊かなメニューを用意。また、薪火調理を楽しめるシェフズカウンターやテーブル席、個室、半個室、スイーツバー、公園の自然を感じられるテラスのソファ席など、多様なシーンに合わせた席を提供する。 同公園の開発・運営を手掛けるTokyo Legacy Parks取締役の黒田敏氏は、今回の商業店舗開業について「飲食店だけでなく、アウトドアアクティビティショップやリラクゼーション施設など、様々な体験ができる店舗が入っているところが特徴。公園内でただ食事ができるというだけではなく、公園に遊びに来た方がより高い利便性を得られるようなレンタルグッズを提供したり、運動した後にリラクゼーションをしたり、その後に食事を楽しんだりといった、一連の体験を公園の中でできるようにすることを目指した」と、公園における新たな楽しみ方を提案する施設であることを強調した。 また、公園に商業店舗を出店する意義について訊ねると、「公園というパブリックで多くの人が集まる場所に出店することによって、どんな収益やメリットが新たに生まれるのかということは、我々の研究テーマの一つでもある。公園の開発・運営は我々にとっても初挑戦のため手探りの状況だが、ここで得たものをまた新たな開発にも活かしていけるのではないかと思う」と期待をにじませた。年間の来園者数は、250万人を目標に掲げているという。