「噛むのが疲れる」「高い割においしくない!」若者の“ステーキ離れ”は本当? Z世代100人に聞いた「ごちそう」、 3位には衝撃の食べ物が…
昭和の時代、ごちそうといえば「ステーキ」だった。いいことがあった日には「ビフテキ」を食べる人も多かった。しかし、SNSには、「ステーキ食べたら胸焼けする」「ステーキは硬いから苦手」という若者の投稿が数多くある。令和世代の間では「ステーキ離れ」が進んでいるのだろうか? 彼らにとっての「ごちそう」とは? 新宿駅周辺で若者100人を対象に街頭アンケートしてみた。 〈トップ〉令和世代の好きな食べ物ランキング
ステーキ苦手派の意見は?
いま、健康のためにステーキを食べるお年寄りが増えている。肉はたんぱく質が豊富なため、老化防止に役立ち、「たくさん食べる人ほど長生きする」と唱える専門家もいる。 2021年に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんも、3日に1度ステーキを食べるくらい肉が好きだったことで有名だ。 都内の某ステーキ料理店には、50~70代の男女が連日多数訪れているが、若者の姿はあまり見かけない。若者の間で「ステーキ離れ」が進んでいるのだろうか? そこで今回、新宿駅周辺で令和世代の若者100人を対象に街頭アンケートしてみた。まずは、「ステーキをよく食べる派」の意見を紹介しよう。 「僕は筋トレをしているので、タンパク質をたくさん摂取したいから、ステーキは意識的によく食べています。でも、学生でお金がないからファミレスとかチェーン店でしか食べないですね」(22歳 男性 大学生 実家暮らし) 「ステーキは大好物です。僕の中には『ステーキ=老若男女みんなから好かれる食べ物』というイメージがあるので、ステーキが好きじゃない若者が多いというのを聞いて驚きました。ハンバーグとか焼肉よりも、ステーキの方が食べ応えがあって好きですね」(18歳 男性 フリーター 一人暮らし) 「仕事がうまくいった日に自分へのご褒美でステーキをよく食べます。行きつけのステーキ屋さんがあって、値段は1人3~4000円くらいするのですが、特別感があるしめっちゃおいしいです」(25歳 男性 営業 一人暮らし) 一方で、「ステーキをあまり食べない派」の意見はどうだろうか? 「いっぱい噛まないといけないから疲れるし、食べたくないです。ステーキ屋さんへ行っても、いつもハンバーグを注文します」(21歳 女性 大学生 一人暮らし) 「脂っこくて胃がもたれるから食べたくないですね。高い割においしいと思わないです。どうせ高いお金を払うなら、スイーツとかアフタヌーンティーを食べたいです」(22歳 女性 社会人 一人暮らし) 「脂っこくて不健康なイメージがあるし、硬くて食べづらいから好きじゃないです。肉を食べるならヘルシーな鶏肉がいいです」(23歳 男性 フリーター 一人暮らし) 街頭アンケートの結果、100人中57人が「ステーキをよく食べる」と答え、なんと43人もの人が「あまり食べない」と答えた。 かつて、ステーキは誰もが憧れる高価なごちそうであったが、令和世代の間でそうとも言い切れないようだ。
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