西垣匠、『ドラゴン桜』以来3年ぶり日曜劇場に 神木隆之介&宮本信子から学ぶこととは
神木隆之介が主演する日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系/毎週日曜21時)で、主人公・玲央(神木)の後輩ホストのライトを演じる西垣匠がオフィシャルインタビューに答え、神木との撮影の様子や役柄の見どころについて語った。 【写真】西垣匠、ホスト役から雰囲気ガラリ 全身ショット 本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。 ■神木や宮本信子との共演で良い緊張感 ――出演が決まったときの感想を教えてください。 西垣:本当に素直にうれしかったです。塚原あゆ子監督とは、映画「わたしの幸せな結婚」以来またご一緒できることが光栄、全力でお力添えできればという気持ちです。日曜劇場枠への出演に関しては、家族や周りからも「すごいね」と、多くの方からも温かいリアクションをいただいています。 ――日曜劇場は『ドラゴン桜』以来、3年ぶりですが心境の変化は? 西垣:当時はまだ俳優としてデビューしたばかりで、今思えばまだ日曜劇場の偉大さに気づいていなかったなと。とにかく大きな作品に出られるという感覚でしたが、3年が経ち、改めてその重さを実感するようになりました。 ――当時より自信がつきましたか? 西垣:自信はあまりないですね(笑)。当時はカメラが回っていないときも緊張していたのですが、そういうことはなくなりました。今では撮影現場での動き方もわかってきましたし、自分のペースで進められるようになったので、前よりも落ち着いてお芝居に取り組めるようになったと思います。 ――脚本の野木亜紀子さん、塚原監督、新井順子プロデューサーのチームでのプレッシャーはありましたか? 西垣:プレッシャーよりも、作品に参加できるうれしさの方が大きいです! 撮影の前日は緊張で少し寝つきが悪くなることがありますが、それはどの作品でも同じかもしれません。自分が何を求められているのかを考えるようになり、そのプレッシャーをある意味楽しめていると思います。 ――実際に撮影に入ってみていかがですか? 西垣:神木さんや宮本信子さんとの共演は、いい緊張感をもたらしてくれて。なかなか共演できない方々なので、気持ちを引き締めて撮影に臨んでいます。大人になって日常生活で緊張することはなかなかないことなので、この経験はありがたいなと感じています。 ■「神木さんはさすが」意外と難しい“自然体”演技 ――演じている役どころについて教えてください。 西垣:僕が演じるのは神木さんふんする玲央の後輩で、ライトというホストの役です。玲央は力の抜けた感じが絶妙で「こういう人、いるよな」と思わせる雰囲気を神木さんがお芝居で醸し出していて、さすがだなと。そんなゆったりとした玲央とは対象的に、僕が演じるライトは明るくおしゃべりな性格。クランクインの日は、歌舞伎町の階段でただスマートフォンを見ながらしゃべるというシーンだったのですが、監督からはキャラクターを作るというより、自然体で演じてほしいと言われました。 若者がスマートフォンを触りながらしゃべるときに、会話にだけ集中するわけではないから話が途切れ途切れになることがあると思うのですが、それを表現したいと。僕もそうやって友達と話すことがありますが、普段やっていることをいざ役で求められると、意外と難しいのだと気づきました(笑)。 ――役柄で特に意識していることはありますか? 西垣:玲央もライトも売れないホストなので、外で女の子に声を掛けて営業をするしかないのですが、人気ホストのようにギラギラしたハングリー精神は持っていないんです。内藤秀一郎さん演じるミカエルは、同じホストクラブのNo.2なのでとてもギラギラしているのですが、一方僕たちはぼーっと生きている感じ。現代の若者らしい部分も意識しながら演じています。 ――役を通してホストという仕事を体験してみていかがでしたか? 西垣:ホストの皆さんはメンタルが強いなと思いました。第1話で女の子に声を掛けて振られるシーンがあるのですが、それが日常茶飯事なんですよね。もし自分だったら、無視された瞬間に心が折れちゃいそうだなと(笑)。 ――ご自身はホストには向いていないと? 西垣:はい、そう思います(笑)。