Travis Japan 松田元太、“ディズニーファミリー入り”で広がった夢 「アカデミー賞を狙いたい」
松田元太の次なる野望はハリウッド「アカデミー賞、狙いたいです」
ーー映画についてはどんな印象を受けましたか? 松田:映像がすごい! 「すごい!」でしかない。Travis Japanでアメリカのディズニーのスタジオに行った時に、制作段階の資料を見て、「あぁ、この時か!」と。ここに行かないと見られないものもあったので、行けてよかったです。 ーー楽しそうな写真がInstagramにも上がっていましたね。 松田:めっちゃ楽しかった! LA公演の前にみんなで行ったんですけど、もうみんなルンルンで。自分がミッキーかのように「主役だぜ!」という気持ちで楽しめた公演でもありました。いつでもエネルギーやパワーをもらえるのがディズニーなので、そのエネルギーやパワーを俺はファンの人に届けたいし、この『ライオン・キング:ムファサ』を観てくれる原作ファンのみなさんにも届けられるように、全力を尽くさないとなと思いました。 ーー物語で描かれるライオンは人間のような感情を持っていますが、キャラクターからはどんな刺激を受けましたか? 松田:愛を感じたのが“頭”。ライオン同士が頭と頭をすりすりして、首をお互いに撫で合うみたいなあったかさをすごく感じました。俺もいつか頭と頭をぶつけて撫で合いたいですね(笑)。 ーーいまの髪型もぴったりです。 松田:今は“スカースタイル”なので。本当にそのために切ってないんですよ。ファンの人には「早く切って」って言われているんだけど、「スカーだから切らないよ!」っていう(笑)。この世の中に『ライオン・キング:ムファサ』がある限り、ずっとこの髪型かもしれないです。嘘かもしれないですけど(笑)。 ーーアイドルを目指して芸能界に入り、いまは俳優としても活躍されています。今回の声優のお仕事で改めて演技に注目が集まると思いますが、現在のお仕事に対する思いを教えてください。 松田:「楽しむ」という一番軸にあるものは変わっていないんですけど、ずっとサッカーをしていたのもあって、より仲間の大切さ、一人じゃ何もできないというのはすごく感じます。自分だったらメンバーがいて、マネージャーさんがいて、ファンのみんながいて……その内側の大切さをより強く感じながら日々活動しています。どんな時でも、どんな環境でも、助けてくれる仲間がいることをわかっているだけで、ソロ仕事も全力で楽しめる。疲れてメンバーとのお仕事に戻ってきた時も、そっとしてくれる時もあれば、話を聞いてくれる時もあって。メンバーの存在、お互いの存在の大切さをすごく噛みしめられるようになってきました。責任感もそうですし、そのお仕事の大切さとそれができている意味をより一層感じながら、日々いろんな感情を更新しつつできていると感じています。 ーー演じる楽しさややりがいはどんなところに感じていますか? 松田:普段の自分じゃない姿だったり、思考回路だったり、生きるバックボーンを作っている時間がすごく楽しいです。演じている瞬間は自分はいないというか、役でいたいので、その楽しさもあります。いろんな人格を感じられる瞬間はすごく楽しいので、好きですね。 ーー個人のお仕事に関しても、「グループのために」という思いがあるのでしょうか? 松田:そうですね。自分がソロでしてきた仕事、これからする仕事も、100%=“TJ”(Travis Japan)ではあるので。僕はTravis Japanの松田元太であり、そこは当たり前でいたい。TJがより大きくなるために、“レッツゴー”って感じです。 ーー今後目指すところは? 松田:グループ、個人で分けることもないんですけど、例えばコンサートとかであれば、よりたくさんの人にTJを知ってもらって、たくさんの人に個人も知ってもらうこと。そのために、いろんな入り口を増やせたら。いろんなきっかけをメンバーそれぞれが作っていくのが自分の目標だし、それはTJの目標でもあると思います。 ーー今回の『ライオン・キング:ムファサ』で、ファン層も広がりそうです。 松田:それこそマツダマン(『ドッキリGP』のキャラクター)で知ってくれるちっちゃい子もいっぱいいますからね。僕もヒーローとかカッコいいものが好きだったので。でもそのヒーローの反対には悪もいる。それが今回の『ライオン・キング:ムファサ』におけるスカーでもあるので。“みんなのスーパーヒーロー”のような存在でいられるように自分も頑張りたいです。 ーー松田さんが目指す“ヒーロー像”とは? 松田:あまり定まってはいないんですけど、山田涼介くんをはじめ先輩の皆さんは、後輩にとってもファンのみんなにとってもヒーローです。先輩から、夢や元気、エネルギーなどいろんなものをもらえるので、自分自身もそういう存在になれたらなと。 ーー今回、“夢のひとつ”と話されていたディズニー作品への出演が叶いました。次なる野望は? 松田:役者としてだと、やっぱりハリウッド。最近だとエミー賞を受賞した『SHOGUN 将軍』がありましたけど、賞も獲りたいです。アカデミー賞、狙いたいですね。バキッとスーツを着て、トロフィーを持って、“イェイ!”みたいな。それこそ役者さんたちも、自分にとっては夢をくれるヒーローでもあるので、そういう存在になれるように生きたいなと思っています。 ーー俳優として世界に行けたら、Travis Japanもより世界に広まりますね。 松田:何かしらTJを知ってくれるきっかけになれば、「もう1個トロフィーください!」という感じで頑張れますね。夢は1個だけじゃないので、いろいろ挑戦してみたいです。好奇心を忘れず、貪欲にいきたいです。
柚月裕実