シクサーズ、ドタバタ退場劇でファンも混乱…エンビードは前半で退場もチームは勝利
日本時間12月24日(現地時間12月23日)、NBAの2024-25シーズン公式戦が各地で開催され、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ビクター・ウェンバンヤマ擁するサンアントニオ・スパーズと対戦したが、前半に珍しいシーンがあった。 シクサーズの控えセンター、アンドレ・ドラモンドは第2クォーター残り8分、ゴール下での争いの際にウェンバンヤマを床に押し倒したとしてテクニカルファウルを宣告された。その数秒後には再びドラモンドがウェンバンヤマを押し倒したと判定され、2度目のテクニカルファウルで退場処分となった。 しかし、そのシーンをビデオレビューで確認した審判はドラモンドの退場を取り消し、ウェンバンヤマの“フロッピング”を主張。ウェンバンヤマにテクニカルファウルがコールされた。タイリース・マクシーはそのテクニカルファウルに対するフリースローを沈めたが、審判はここでウェンバンヤマのテクニカルファウルを取り消し、フリースローによる得点を除外した。 さらに前半終了まで3分のところで再び事件が起きた。ペイントエリアにドライブを仕掛けたジョエル・エンビードがウェンバンヤマと衝突。判定はチャージングとコールされると、エンビードは激しく審判に詰め寄り意義を唱えた。当然、エンビードにはテクニカルファウルが宣告されたが、エンビードの怒りはますますヒートアップ。数人のアシスタント陣が制止するも、2度目のテクニカルファウルを受け、キャリア2度目となる退場処分となった。 副鼻腔骨折から復帰し2試合目で、フェイスマスクを着用して出場したエンビードは、14分間で9得点3リバウンドを記録。試合はホームのシクサーズが111-106で勝利を収めたが、後味の悪さが残る試合となった。
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