マイリー・サイラス、ブルーノ・マーズの楽曲を盗作したとして訴えられる
昨年1月にリリースされ、世界中で大ヒットしたマイリー・サイラスのシングル「Flowers」。今年初めに開催されたグラミー賞では年間最優秀レコードと最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞、マイリーに初めてのグラミー賞をもたらした。この楽曲が盗作だとしてマイリーが提訴されている。 【写真】マイリー・サイラスの物議をかもしたドレスアルバム
マイリーを訴えたのはブルーノ・マーズの楽曲の版権を管理している会社テンポ・ミュージック・インベストメンツ(以下テンポ)。雑誌『ピープル』などが入手した訴状によるとテンポはブルーノの2013年のヒット曲「When I Was Your Man」とマイリーの「Flowers」の間に「顕著な類似性がある」とし「多くの人が「Flowers」のリリースと同時にそのことに気がついた」としている。類似点が多いことから「「When~」がなければマイリーの「Flowers」は存在しなかった。そのことは否定できない」と主張、「「Flowers」が「When~」のメロディ、ハーモニー、歌詞の要素をコピーしている」としている。テンポは「When~」をブルーノと一緒に書いたソングライターのフィリップ・ローレンスからこの曲の権利の一部を購入したとし、「Flowers」を配信したり歌ったりすることをマイリーに禁じるように裁判所に要求。損害賠償も求めている。額はまだ明らかになっていない。
テンポはマイリーの他に楽曲の制作に参加したソングライターのグレゴリー・ハインとマイケル・ポラック、楽曲を配信したアップルらも提訴している。また原告はテンポで、ブルーノは加わっていない。マイリーはまだこの提訴についてコメントしていない。グラミー賞授賞式でマイリーはこの楽曲をパフォーマンス、迫力の歌声で会場のセレブとファンたちを盛り上げた。彼女の代表作となったこの楽曲がどんな運命を辿るのか、続報を待ちたい。