「都会の子どもは体験をすることが難しい」つるの剛士が痛感した、“生きる力”を身につけるために大切な「幼少期の体験」とは
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【前回の記事はこちら】つるの剛士「育休を取ったからこそハッと気づいた」自己肯定感が低くて、子育てに自信が持てないときにすべきこと 今回は、with class mamaメンバーのいわママさんに、ご自身の教員体験と、子育て中のママたちから寄せられたお悩みをぶつけて、つるのさんと対談してもらいました。
Q.“生きる力”を身につけるために家庭でできることって?
いわママ:子どもには「人が生きていくために必要な力」をしっかり身につけさせたいと、切に願うものだと思うのですが、そういった目に見えない力って、どうやったら身につくものなのでしょう。 私は、幼児でもできる「家でできる実験」などを発信しているのですが、それは、幼児期から目で見て、触って、体感することって大切だなと思っているからなんです。つるのさんは、幼児期だからこそこんなことを体験させたいと思うことはありますか?
「五感」を鍛えることは、大切だと思う
つるの:前向きにいろいろなことに取り組んでいく意欲や気持ちを持つことができて、「生きることって楽しい」と思うことができると、それが生きていく原動力となるとは思います。また、様々な刺激や体験を通して「五感」を養うことは、生きる力を培う上で大切だと思います。いわママの発信されている「おうちでできる実験」なども、子どもの五感を刺激するすばらしい体験ですよね。 「保育」の勉強をして学んだことでもありますが、五感(見る、聴く、嗅ぐ、触る、味わう)が養われると、直感力や危険を回避する力、人の気持ちを想像する力、情緒等々、「生きる力」がグンと育つと言われています。このことを知識として学んだ時に、図らずも僕がうちの子どもたちとしてきたことは、いい体験だったんだなと思いました。