バイクのタイヤ交換した! 交換したタイヤのベストな保管方法とは
交換したタイヤってどうやって保管してる? ベストな保管方法とは
バイクはタイヤの性能が乗り心地に直結するため、使用状況に応じてタイヤ交換をしている人も多いかもしれません。 【画像】交換したタイヤの保管方法を画像で見る(10枚)
たとえば雪が多い地域に住んでいるライダーであれば、冬の間だけバイク用のスノータイヤに交換して、春になったら夏用タイヤに履き替えるパターンなどが挙げられます。このとき外したタイヤがまだ使えるのであれば、次のシーズンまで残しておくのが一般的です。 ただ、ゴムでできているタイヤは誤った方法で保管すると、著しく劣化して寿命を縮めることになりかねません。では、交換したタイヤはどのように保管しておくのがよいのでしょうか。 タイヤを交換したあと、次に使用するまで外したときの状態のまま保管している人も多いでしょう。しかし、保管する前にタイヤにひと手間を加えるだけで劣化のスピードを最小限に抑えることができます。 そもそも、今まで使っていたタイヤは泥や砂などの汚れのほか、油分の汚れが付着しています。これらの汚れは劣化を早める原因になるため、保管する前にきれいに洗うことが大切です。 汚れを落とすときは、とくに洗剤などは使わずに水道水で洗い流すだけでOK。ただし、なかなか落ちない頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を薄めた液体をつけてブラシなどを使って軽くこすり落とします。このとき、洗剤が残っていると劣化を早めてしまうので、しっかりと洗い流すようにしてください。 なお、タイヤワックスが残っていると劣化を早めてしまう原因になります。とくに油性のタイヤワックスは、成分によってタイヤの柔軟性が失われてヒビ割れなどが発生しやすくなるので、保管時はワックスを拭き取ってから保管するようにしましょう。
また洗浄後に水分がタイヤに付いたまま保管すると、カビが発生したり内部のスチールコードのサビの原因になり、劣化を早めることがあります。タイヤに残った水分はタオルでしっかり拭き取り、風通しの良い日陰で乾燥させてから保管することが大事です。 タイヤがきれいになったらいよいよ保管の段階に入りますが、置き方にもポイントが。タイヤを保管するときにホイールを付けたままか、タイヤだけかによって置き方が変わってくるというわけです。 まずホイールを付けたまま保管する場合は、重みによってタイヤの接地面が変形することがあるため寝かせて積みます。その際、空気圧が正常値のままだと内圧でゴムに負荷がかかり劣化して、ヒビ割れの原因になるおそれがあります。そのため、空気圧を通常の半分程度にしてから保管すると、タイヤにかかる負荷を最小限に抑えることが可能なようです。