石丸伸二氏登場!東京都知事選のネット戦略を暴く!
石丸氏が語るキラーフレーズより大切なこと
都知事選の戦略は、限られた露出の機会で「最大限、自分の存在感を示す。それに尽きます」と石丸氏は語りました。 「政治屋の一掃」などのキーフレーズを討論会で切り出していた石丸氏。 石丸氏「『いかに響く、そして、深く刺さる言葉を使えるか』ということを徹底した」 米重氏「切り抜き動画がかなり拡散していくことが、石丸さんの動画の大きな特徴でした」 切り抜き動画に関して石丸氏は「自分達が一切関与してないところで、自然発生的にいろいろな動画が生まれ、それが再生数を回していくという現象が、今回特徴的だったかな」とコメントしました。 MC千葉は「切り抜きやすさを意識したのかどうか」を質問。 石丸氏は「めちゃくちゃ意識している」と回答しました。 続けて石丸氏は、切り抜きやすさよりも、もっと手前にある「聞きやすい、理解しやすい」ように「主張があって、なぜなら」という構文を大事にして話したと解説。 石丸氏「その結果、切り抜きやすく、編集するとき楽なんじゃないかなって勝手に思っています(笑)」
石丸氏本人が、都知事選の戦略を解説!
石丸氏は、東京都知事選の特徴を「知名度勝負」とコメントしました。 「知名度を上げるために既存のマスメディアに頼れないとなると、ネットメディアしかなかった」と振り返ります。 ネットには 「マスメディアにはない『拡散力、伝播してしていく力』。投票行動だけではなく、『誰かに伝える』という今までにはない流れがあった」と石丸氏は選挙選を振り返りました。
続けて、MC千葉は、街頭演説の数についての戦略を尋ねました。 石丸氏は「できることを全部やるという大前提」で「どうやっていくかをかなり考えた」と語ります。 その結果、街頭演説の1番いいだろうという最適解が「1回あたりの時間を短くして回数を増やす」ことだったと言及。 都知事選では、1日10カ所以上、17日で200か所以上もの街頭演説を実施。演説時間は、長くても20分、できれば15分前後に区切り、数多く回る戦略を取ったと、石丸氏は解説しました。 石丸氏の演説を聞いたMC千葉は「最初の自己紹介、政策、最後の一言」とアナウンスが入り「飽きさせない工夫」が印象的だったと語りました。 石丸氏は「その通り、大正解です!」と満足そうな笑顔。 街頭演説を「いかに楽しく見てもらうか」を考えた時に、15分喋りっぱなしは絶対だれる。「テンションを最後に向けて上げきるために、 ホップ、ステップ、ジャンプと3段階に分けた」と解説しました。 米重氏は「政治取材歴が長い方が『その昔、田中角栄さんも、同じように、辻説法スタイルで、 短く、あちこちで繰り返しされてた』とおっしゃっていました。オールドスタイルの演説手法は、意識されましたか」と質問。 石丸氏は「実は、その田中角栄さんの手法は、全く意識してなくて……。単に、何が1番いいかっていうのを考えた結果です」と答えました。