レキシ、小泉今日子のスゴさを感じたレコーディングを振り返る「説得力がありました」「歌った瞬間にOK」
平賀源内をテーマにした新曲
レキシは7月24日の土用の丑の日に、新曲『エレキテルミー feat. あんみつ姫(小泉今日子)』を配信リリース。曲名を決めた経緯などについて語った。 クリス:いろいろな日本史をテーマに曲を作ってきたレキシですが、今回は人物編です。江戸時代の学者、および発明家だったら平賀源内に白羽の矢が立ったと。なぜ平賀源内を選んだのでしょうか。 レキシ:最初に「エレキテル」のほうが先にきました。エレキテルを考えていたときに、ビリビリくるというのを含めて「ミー」をつけたんです。そうしたら「エレキテル」と「テルミー」のダブルミーニングになって、それで1個ワードが浮かんでいて。それはけっこう前に浮かんでいたのですが「なにか曲にならないかな」と思っていて、みたいな感じです。そこから平賀源内というか。 クリス:「テルミー」で「教えて」とで『エレキテルミー』と。 レキシ:「私にビリビリを教えて」みたいな。男女間のビリビリ、ヒリヒリみたいなことをイメージして。もちろん電気のビリビリもありますが「ビリビリさせてよ」みたいな。 クリス:そこにあんみつ姫が登場すると。あんみつ姫は小泉今日子さんです。あんみつ姫というレキシネームを授けたわけですが、小泉さんに白羽の矢を立てたのはなぜですか? レキシ:これも男女間の駆け引きみたいな。ちょっと大人の色気みたいな、歌詞もそうですしアレンジも含めて曲調が大人っぽいラテンの感じも今回あるので、今回「誰に歌ってもらおう」となったときに「なんてったってビリビリしたい」と。 クリス:大体みなさんはレキシネームを授かるとすごく喜びますが、小泉さんだけは「えー!」とダメ出しが出たと(編注:小泉はかつてドラマ『あんみつ姫』で、主人公のあんみつ姫役を演じた)。 レキシ:あんみつ姫のイメージが定着しすぎて、どこに行っても言われるんですって。こすられまくっているネタなので「すみません、今回あんみつ姫でいいですか?」と言ったら「ええ、また?」みたいな。 クリス:第一声が「また」という。 レキシ:でもそこのネタ的な感じも含めて「今回それでお願いします」と。そうしたら「わかった、いいよ」と言ってくれて、よかったなと思って。 クリス:押し通したわけですね。 レキシ:でもおかげ様で。僕ら世代は「キョンキョンのレキシネームはこれしかないでしょ」みたいな。 クリス:それがひとつの、自分のブランドみたいなものですよね。