バーFRB副議長、トランプ氏による解任に備え助言求める=関係筋
Pete Schroeder [ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融規制担当)トランプ次期大統領が自身を解任しようとした場合に備え、法的な助言を求めていることが複数の関係筋の話で分かった。 関係筋によると、バー氏は最近、個人としての立場で法律事務所アーノルド・アンド・ポーターに助言を求めた。 この件に関して、FRBのほか、トランプ氏の政権移行チームなどからコメントは得られていない。バー氏本人もコメントの要請に応じていない。 バー氏はバイデン大統領が任命。2026年7月までの任期を全うする意向を示している。 トランプ氏が政権のFRBに対する影響力を強めようとしているとの報道がここ数カ月出ており、中央銀行の独立性が適切な金融政策の設定に必要と考える当局者や投資家の間で警戒感が高まっている。 トランプ氏は自身が任命したパウエルFRB議長についても金融政策運営を巡り批判。ただ、パウエル氏はトランプ氏には自身を解任する権限はないと述べたほか、トランプ氏もパウエル氏を解任するつもりはないと表明している。