竜の未来を担え!高橋周平!13年目二軍キャンプスタートからの逆襲
勝ち取った開幕戦スタメンで毎回感じるもの
そして迎えた開幕戦では、3番サードでスタメンとしてグラウンドに立ち高橋周平選手の復活の狼煙をあげる猛打賞で、長年温めた期待をついに眼前に鮮やかに広げてくれた。 高橋周平選手「何回やっても開幕戦は緊張しますし、地に足がつかないぐらいの感じで毎年やっているけどもうやるしかないと思った。もう本当に1日1日が勝負なので、切り替えてやってます!」 2019、2020年にゴールデングラブを獲得している守備力も衰えるどころか、磨きがかかっている。バッティングでも守りでも試合を通して多くのファンを沸かせている。 光山アナ「ファンの声援はどう感じていますか?」 高橋周平選手「プレッシャーにも成りつつ有難いなと。どんなシーズンにしたいとか、何もないんですけど、1日1日本当に毎日必死にやるだけだなと。それしか考えていない」 高橋周平選手の一貫した目の前のことに誠実に取り組む姿勢がインタビューから強く感じられた。オフシーズンの自主トレも大島洋平選手率いる大島塾から卒業して、後輩の濱将乃介選手を率いる立場で挑んでいたり、フォームの改造をしたり変化もある中で、その姿勢が強固になっていったのが興味深い。その点について、去年までコーチとして見守っていた荒木雅博氏が「レギュラーであり続けるにはどうしたらいいのか?」という質問にこう答えている。 荒木氏「去年(高橋周平は)バッティングの迷いがあって、色々なことを試行錯誤したんですけど、今年はこれっていうのをひとつ見つけて、自信を持ってやれているのでそれを続けること。あとは、怪我をしないでやっていけば大丈夫だと思います。(打撃フォームについては)いいフォームになっていると思いますよ。ちゃんと回転の中でバットを使えるようになっているので、良くなっていると思います」 1日1日必死にやっている高橋周平選手に飛ぶ声援は、どんどんと大きくなるだろう。更なる高みに向かって、壁が立ちはだかっても、誠実でマイペースに揺るがぬ努力が声援に後押しされ結果につながることを切に願う。 澤村桃
CBCテレビ