韓国国会、尹大統領の職務を代行する韓悳洙首相の弾劾訴追案を可決
韓国国会は27日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の職務を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾訴追案を可決(賛成192票)した。 【早わかり】大統領権限代行の憲法裁判官任命を巡る論争
大統領権限代行の弾劾訴追案における議決定足数に関して、与党・国民の力は「大統領に準じるため在籍議員の3分の2(200人)以上の賛成が必要だ」としていたが、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は憲法52条6項を理由に「首相に適用される在籍議員過半数(151人)の賛成が必要」と主張し、採決直前に定足数を宣言した。 韓悳洙大統領権限代行・首相の職務が停止されれば、崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政長官が大統領権限代行を務めることになる。しかし、憲法や国会法には大統領権限代行の弾劾訴追案における議決定足数に関する明確な規定がないため、弾劾訴追の効力をめぐっても大きな混乱が予想される。