児童相談所の職員ら合同研修 虐待を想定 保護の手順を確認【岩手・盛岡市】
IAT岩手朝日テレビ
家庭内での児童虐待を想定し、子どもを安全に保護するための手順を確認する訓練が岩手県盛岡市で行われました。 この取り組みは、全国的に問題となっている子どもの虐待事案を未然に防ごうと県警本部と県保健福祉部などが毎年、合同で行っています。 訓練は「毎晩のように赤ちゃんの泣き声や男の怒鳴り声がする」と児童相談所に連絡があった想定で実施されました。 怒った夫が妻に空き缶を投げつけ、悲鳴が聞こえたことを確認した警察官が家に立ち入ります。 緊迫した雰囲気のなか、参加者たちは役割分担をし、子どもを安全な場所へと誘導する手順などを確認していました。 今年1月から9月末にかけて児童相談所が対応した県内の虐待事案は584件で去年よりも80件近く多いということです。