メゾンが手掛ける正統派なハンティングジャケット!
モダンな顔つきの伝統的なジャケットに胸アツ!
とかく男は古臭いものにロマンを抱いてしまう生き物ではないだろうか? 便利でデザイン性も高いEVカーがあるのに、わざわざヴィンテージカーに乗ったり、最新の素材とシェイプ技術による軽くて動くサーフボードが作れるのに、クラシックなものにこだわったり。ファッションでもこの傾向ってあるのでは? ストレッチが効いて、穿きやすいものより、わざわざゴワゴワするヴィンテージ感のある生地のデニムを選んだりとか⁉︎ そんな男の妙なこだわりを感じさせるものをあの〈セリーヌ〉で発見した。それがこのハンティングジャケット。
いまやハイテク素材がいっぱいあるのに、防水性という観点からオイルクロスコットンを使ったシロモノ。見た目のデザインも懐かしいスタイルのまま。しかし、よく見ればガンパッチを配して、すっきりとしたデザインにしたり、モダンなシルエットにアレンジなどの工夫が加えられている。ヘリテージをちゃんと受け継ぎながら、現代の男にフィットする仕様にしているのだ。ファッションのトレンドをリードする〈セリーヌ〉が、こんなクラシックなものをわざわざ手掛けるなんて嬉しいよね。こりゃ、その心意気に男として胸アツにならないわけがない⁉︎ ※雑誌『Safari』1月号より
写真=宮本美和