夏の霞ヶ浦バスを釣るための「必須ルアー3選」をご紹介!【カギは水の流れとベイト】
霞ヶ浦をホームに活躍し、JBトップ50で全国をトレイルする「ミヤシ」こと宮嶋駿介プロ。彼がこれからの時期の霞ヶ浦水系を攻略するためのルアーを3タイプに絞って紹介。難易度の高まってきているフィールドだが、この記事を参考にしてぜひ値千金の1尾を手にして欲しい。 【画像】「夏の霞ヶ浦」必須ルアー3選のスペックと価格
季節感をうまく捉えられるかがカギ
初夏から梅雨、そして盛夏と、季節がどんどん変わっていく。そんな中、霞ヶ浦で釣りをする上で気を付けておくことは? 宮嶋「6月下旬から7月初旬は、例年ではアフター2割、回復しているバスが8割程度なイメージです。ただ、今年はスポーニングが少し遅れたためか、現在(6月中旬)でアフター4割、回復6割なイメージです。最近では、バスは風裏のアシ際をフラフラ泳いだり、ドックの壁にポカンと浮いたりしている様子がよく見られますね。動きの早い個体は既に流入河川の上流にも入っていますが、まだまだ数は多く無いです」 ――では、今後は流入河川にバスが増えてくる? 宮嶋「季節が進んで、体力が回復した個体や回復中の個体が求めるのはカレント(流れ)です。カレントのある場所は必然的にベイトフィッシュも溜まっているので、どんどんバスも増えていきます。具体的には、流入河川の上流域、本湖の岬形状の地形をした場所、川のアウトサイドベンドなど。こういった場所で釣りをすると、回復したグッドコンディションのバスに出会える確率が増します。サイトで狙いたいなら流入河川の上流、ブラインドで狙いたいなら本湖がセオリーですね」
夏のおすすめルアーその1【スティーズポッパー60F(DAIWA)】
――では、これからの時期におすすめするルアーは? 宮嶋「スティーズポッパーですね。テナガエビや小魚を捕食しているバスに強烈に効くんです。春から連続でフィールドに出ていますが、今年は特にトップウォーターでの釣果が上がっていますよ。霞ヶ浦水系で自分が1番多用するサイズは60Fです」 ――スティーズポッパー60Fはどのように使っていけばいいんでしょうか? 宮嶋「狙い所としてはズバリ『エビや小魚がいそうなところ』。ドックの外側の壁(内側は釣り禁止)や石積み周り、アシ際などですね。宮嶋的には2アクション1ポーズが基本。ボーン素材なのでラトル音が広範囲にアピールして魚を寄せてくれますよ。これからの時期、雨による濁りやローライト時など、バスがルアーを見つけづらい状況下においても、ラトルが生み出す音と振動で、ルアーの居場所を明確にアピールすることができます。ちなみに、霞ヶ浦以外でも房総リザーバーや野池でも大活躍しますよ!ボイル撃ちにもオススメです」