【バスケ】CS圏内3差のサンロッカーズ渋谷、逆襲の終盤戦へ ベンドラメ自信「どんなに強い相手でも戦える力ある」
Bリーグ1部(B1)のサンロッカーズ渋谷(中地区4位)は27日、ホームで信州ブレイブウォリアーズ(同7位)と対戦。第1クォーターを19-10と9点リードで終えると、第3Qには一時4点差に迫られたものの、リードを譲ることなく終始試合をコントロール。第4Q残り31秒にはベンドラメ礼生が試合を決定づける3Pショットを沈め、65-58で勝利した。 SR渋谷はベンドラメとライアン・ケリーがそれぞれ11得点、アンソニー・クレモンズが14得点6アシストを記録。昨季まで信州に所属したジョシュ・ホーキンソンは古巣との初めての対決で14得点11リバウンドのダブルダブルを記録し、今季3度目となった有明コロシアムでのホーム戦を3連勝で締めくくった。
信州戦で連敗ストップ「勝利に値するプレーをしてくれた」
信州を破ったSR渋谷は46試合を終え、現在24勝22敗で中地区4位。5月から開催されるチャンピオンシップ(CS)へと進むためには、各地区の上位2チームに入るか、それらの6チームを除いたチームの中で勝率が高い上位2チームに入る必要がある。SR渋谷はCS圏内に位置する同地区2位のシーホース三河(29勝17敗)とは5ゲーム差、ワイルドカード下位・島根スサノオマジック(27勝19敗)とは3ゲーム差につけており、ポストシーズン進出への可能性を残している。 アウェー戦となった23日と24日の三遠ネオフェニックスとの対戦では、第1戦を78-94で落とすと、続く第2戦では終盤にフリースローを4本中3本外し、81-84で惜敗。同地区首位を相手に痛い連敗を喫しての信州戦となっただけに、CSを目指す上では絶対に負けられない戦いとなっていた。 「まず信州との難しい試合を勝ち切った選手たちにおめでとうと伝えたいです」 信州戦後の記者会見で、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは開口一番に選手を労った。 「信州は今の成績は抜きにして、正しいことをやっているチームです。3か月前に我々が対戦した信州と今日のチームとでは全く違うチームになっています。日本人選手たちもケガから復帰し、ここから再建を目指していたタイミングでの今回の対戦となりました。コーチマイク(勝久マイケルHC)はリーグでも有数のコーチであり、豊橋での連敗から戻ってきたこのタイミングで、このチームと戦うことは厳しい戦いになるとわかっていました」 B2降格圏内を脱出するために是が非でも勝利が欲しい信州は、第3Qに激しいディフェンスから猛追。このクォーターで11得点を挙げたジャスティン・マッツを中心に、残り1分56秒には4点差に詰め寄った。それでも、第3Qの終盤と第4Qの序盤に田中大貴が連続得点を決めリードを広げると、その後もベンドラメやクレモンズが要所で得点を重ね、リードを守り切った。 「水曜日ゲームということでオープンショットやレイアップ、フリースローを落としてしまうなど、いつもとは違うようなことも起こりました。それでも選手たちはしっかりとソリッドにいいプレーをしてくれたと思います。ほとんど40分間リードを保つことができ、難しい試合になりましたが、勝利に値するプレーをしてくれたと思います」