【ガス代比較】圧力鍋の魅力は「時短」だけではない!?普通の鍋とガス代はどれほど違う?
圧力鍋は、使い方が難しく高価だと考えている方もいらっしゃるでしょう。圧力鍋を正しく活用することで、調理時間が短縮できて、結果として、ガス代の節約につながるかもしれません。 そこで今回は、圧力鍋の正しい使い方を解説しながら、普通の鍋の場合と比べて、ガス代がどれくらい変わるのかを紹介します。圧力鍋の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
圧力鍋と普通の鍋の違いとは?
圧力鍋とは、ふたを密閉することで鍋の中に圧力をかけながら、高温で調理できる鍋です。密閉された鍋の中で、水蒸気が膨張することによって圧力がかかります。普通の鍋における水の沸点は100度ですが、圧力鍋は約120度まで温度を上げられるといわれています。 高温かつ高圧で調理することで、普通の鍋を使うよりも短時間で具材に火を通すことが可能です。そのため、調理時間を1/3~1/4ほどに短縮できるでしょう。
圧力鍋と普通の鍋と1ヶ月のガス代はどれだけ違うの?
調理時間を短縮できる圧力鍋ですが、その分ガス代も安くなることが期待できます。実際にどれだけの節約につながるのかを、検証してみましょう。 なお、ガスコンロのガス代を求める計算式は、以下の通りです。 ガスコンロの火力(キロワット)×3.6(メガジュール/時間)×使用時間÷ガスの発熱量(メガジュール/立方メートル)×ガス代単価(円/立方メートル) 今回は、カレーを作ったときのガス代を計算します。 【条件】 ●弱火:0.38キロワット ●中火:1.68キロワット ●強火:2.97キロワット ●ガスの発熱量(都市ガスの場合):45(メガジュール/立方メートル) ●ガス単位料金(東京ガス:一般契約料金B表2024年1月検針分の場合):143.88 (円/立方メートル) 実際に双方でのガス代を算出してみましょう。 ■普通の鍋を使用した場合 普通の鍋でカレーを作る場合、表1の工程と時間がかかります。 表1
※筆者作成 表1の流れで、ガスコンロにかかるガス代を計算すると、約12.9円となりました。なお、弱火~中火の場面では「中火」、時間は長い方で計算しています。 ■圧力鍋を使用した場合 圧力鍋の場合は、表2の工程と時間がかかります。 表2