玉木雄一郎氏、連立入りから総理の道は?「誰と組むより何を遂げるか」王林の感想にガッツポーズ
国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は21日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)に出演。政治ジャーナリスト青山和弘氏から自公など連立政権入りから総理大臣への道、その思いを確認されたが、「103万円の壁」をめぐる攻防「延長戦」専心の思いを強調した。 国民民主は、103万円から178万円への引き上げを求めるも、20日の与党税制改正大綱には、従来の与党案の「123万円」が記された。自民、公明、国民民主3党の税調幹部が17日に行った協議は、与党側から123万円以上の新たな提案がなく、国民民主は打ち切りを通告。3党は20日の幹事長会談で、協議の再開と継続を確認した。 これを玉木氏は「今までは自公過半数で2党で決めれば通った」とし、「リングの外で全部決まっていた」と指摘。だが、自公過半数割れとなり「これからはリングの中での戦い」になり「2月末、3月の初めまで戦いが続く」と語った 玉木氏は、壁をめぐる問題に加えて「もう1回、日本を、科学の技術で食っていける国にしたい」「日本に教育国際がないのは不適切」などと、次々、改革案を口に。番組MCの東野幸治から「それは(壁の)後? 総理になってからやる?」などと確認。玉木氏は「来年からやってくれればいいですけど…。総理大臣になれば(改革が)できるのなら、なりたいですね。ぜひ」と真正面を向いて答えた。 また、青山氏からは「自公連立の中に入って、加えて、そうなれば、首相の座を(玉木氏に)渡すとなれば?」。連立入りをへての首相就任への道-という具体的に踏み込んだ案を提示されると、玉木氏はいったん「今、役職停止中ですから」と回避した。 その上で「(壁を争う)舞台が国会そのものになってきたので、(国会という)リングで3月まで戦いたい」と、まずは目標の「178万円」を目指す戦いに集中する思いを語った。 さらに、青山氏から同じ確認がなされても、玉木氏は苦笑。代わって、京都大学大学院教授の藤井聡氏が「ただ、現実には、石破政権ですから。(玉木氏は)つぶされると思います」と冷静に指摘。すると、玉木氏は「誰と組むかより、何を成し遂げるかを重視してやっていきたいと思います」と言い、議論を締めた。 この日、ゲスト出演していた王林から「話を聞いてて、初めて、日本これから変わるのかなって(思えた)」と感想を告げられると、玉木氏はガッツポーズで返していた。