125球目に自己最速157キロ 高橋光成が山本由伸との防御率0点台対決を制す 完投で3勝目
◇プロ野球パ・リーグ 西武4-2オリックス(22日、京セラドーム) 西武の先発・高橋光成投手が9回125球2失点の完投で、リーグトップタイの3勝目を挙げました。 ここまで3試合に登板し、防御率0.39と安定した投球を見せていた高橋投手でしたが、0対0で迎えた4回。 1アウト2塁のピンチを招くと、5番・杉本裕太郎選手に2ランホームランを打たれ、オリックスに2点を先制されます。 それでも5回は得点圏にランナーを背負うも無失点で切り抜けると、6回と7回を3者凡退に抑え、味方の援護を待ちます。 すると西武は1-2で1点を追いかける8回、ここまで粘りの投球を見せていたオリックスの山本由伸投手から5番・マキノン選手が同点タイムリーを打ち、山本投手を降板させると、さらに後を受けた宇田川優希投手から満塁のチャンスを作り、9番・児玉選手のタイムリーで西武が逆転に成功。 援護をもらった高橋投手は8回も3者凡退に抑え、9回のマウンドに上がると、ここからさらにギアをあげます。 2番・宗佑磨選手をセカンドゴロ、3番・中川圭太選手をショートゴロに打ち取り2アウトとすると、最後は4番・森友哉選手に対し125球目にもかかわらず、外角低めに自己最速となる157キロのストレートで見逃し三振に仕留めました。 高橋投手は9回を125球の熱投で、8奪三振0四死球2失点。2020年9月以来の完投勝利で3連勝としました。 試合前時点で、防御率0.75だったオリックスのエース・山本由伸投手との、防御率0点台同士の投手戦を制した高橋投手は「疲れました。(山本投手との対戦で)気持ちが入りましたしそういった中で勝ててよかったです」と試合を振り返りました。 また「後半に向けてどんどん調子が上がってきて制球力も良くて、最後自己最速も出てすごいうれしいです。どんどん相手に向かっていく姿勢がよかった。攻めの投球ができたと思います」と語りました。 これで2位対決を制した西武は、ロッテと並び首位浮上となりました。