【宝塚記念】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「宝塚記念・G1」(23日、京都) 宝塚記念が行われる23日、京都競馬場のある京都府京都市は雨の予報。前日の夕方から降り続き降水量9ミリを記録する時間帯もある。重~不良馬場でレースが行われそうだ。芝は先週からDコース(Aコースから直線部10メートル、曲線部9メートル外側に内柵を設置)を使用。向正面直線から4コーナーにかけての内側や正面直線に傷みが見られる。 例年の京都は6月開催がなく、10週目を迎えた馬場は雨の影響を受けると一気に悪化する。馬場状態も違うため、参考にしづらいが、良馬場だった土曜は内が避けられ、外からの差しが目立った。土曜10Rが芝1400メートルで1分20秒4。京都牝馬Sよりも0秒1遅いだけのタイムだが、雨の影響を受ける宝塚記念は2分14秒から15秒台の決着は避けられない。 前半から馬場の影響を受ける内枠よりも、外めの枠から選びたい。後ろ過ぎても届かない道悪。脚質は好位、中団からの差しがちょうどいい。カラテを狙う。視界不良になるほどの雨に見舞われ、不良馬場だった昨年の新潟大賞典で5番手からの差し切り。3着に1秒4差をつけ、2着馬よりも3キロ重い、トップハンデタイの59キロを背負って競り負かした内容に相当な道悪巧者ぶりを感じる。