[ハリアー]派生モデルに7人乗りもあった!? ジープ顔のクルーガー今見てもよくない!?
■日本では1代で終わるも海外でハイランダーが大ヒット!
そんなクルーガーV、質実剛健なクルマで実に魅力的だったのだが、いかんともしがたい弱点を持っていた。日本では同じトヨタ系列で、ゴージャス版のハリアーが買えたのだ。 結局クルーガーV/Lはハリアーとの違いをうまく差別化できず、2007年1代限りのモデルライフを終えてしまった。 ではクルーガーは失敗作だったのかというと、むしろ逆。ハイランダーと呼ばれる海外モデル(オーストラリアだけはクルーガーを名乗った)は大ヒットし、世代を重ねているのだ。 2007年に2代目、2013年には3代目、さらに2019年には4代目ハイランダーが登場し、とくにアメリカと中国では絶大な支持を集めてきた。ちなみに4代目は中国で「クラウン・クルーガー」という泣ける名前で販売され、これまたヒット作となった。 そして2023年、ハイランダーは4代目ハイランダーも継続販売する形で「グランドハイランダー」をデビューさせ、今に至る。先代から採用したGA-Kプラットフォームをベースにサイズを拡大し、全長5.1m余という堂々たる体躯となった。 日本では伸び悩んだが、海外で予想を超えるヒット作となったクルーガー。どこか元カノ/元カレの活躍をみるようで、ちょっとウルッとくる話だ。