矢吹正道、弟・力石政法と白星リレー誓う 「まずは自分」兄弟世界王者へ12日にタイトルマッチ【ボクシング】
１２日のＩＢＦライトフライ級タイトルマッチ（愛知県国際展示場）で、世界王座返り咲きを目指す元ＷＢＣ同級王者・矢吹正道（３２）＝ＬＵＳＨ緑＝が７日、名古屋市緑区の所属ジムで練習を公開。弟で１７日に世界前哨戦を行う力石政法（３０）＝大橋＝との白星リレーを誓った。 ２年半ぶりの世界戦まで、１週間を切って「まずは自分が、大舞台で勝たないと話にならない」。集中力を研ぎ澄ませる中で「勝ってから、ちょっと気にかけてあげようかな。一番、信頼できる弟なので」。表情が一瞬だけ、穏やかになった。
験の良い流れを再現する。今年３月、矢吹が左アキレス腱（けん）断裂と手術を経た再起戦でＫＯ勝ちすると、すぐイタリアに渡って力石のセコンドについた。１２回ＫＯでのＷＢＣスーパーフェザー級シルバー王座獲得を支え、目標の兄弟世界王者へ前進した。 挑戦する王者ノンシンガ（南アフリカ）について「興味もない」と強気。３度目の世界戦で初めて地元・愛知開催も「体重調整はこっちにいた方が楽なので」と、万全の状態でリングに上がる。
中日スポーツ
