藤竜也 82歳、英語で約3分間スピーチ 観客の笑い誘う ニューヨークで功労賞に輝く
日テレNEWS NNN
俳優の藤竜也さん(82)が、ニューヨークで開催の日本映画祭『ジャパン・カッツ』で特別生涯功労賞を受賞。英語で約3分にわたるスピーチを披露しました。 【画像】藤竜也82歳「また、もう1本くらい呼んでいただきたいな」 3度目タッグの監督との絆 藤さんが出演する映画『大いなる不在』(公開中)が『ジャパン・カッツ』に正式出品。今回、『愛のコリーダ』(1976年)や『愛の亡霊』(1978年)など60年にわたるキャリアを持つ俳優としての功績と、俳優人生をたたえる特別生涯功労賞が藤さんに授与されました。
■「50年を経て、ようやくお礼を…」
トロフィーを受け取った藤さんは、英語を披露。「こんばんは、みなさん。藤竜也です。こんなに素晴らしい賞を私にくださり、ありがとうございます」と、喜びを語りました。 また、約50年前に『愛のコリーダ』でニューヨーク映画祭に招待されるも、「本編の検閲の問題で上映ができなかった」と振り返った藤さん。『愛のコリーダ』の英語タイトル(『In the Realm of the Senses』)を発音しようとするもうまくできず、「日本人には発音が難しいんです。Realmだか何だか…」と話すと、藤さんのチャーミングさに会場からは笑い声があがりました。そして「私が一番驚いたのは、明日の夕方メトログラフシアターでその映画『愛のコリーダ』がついに上映されます」と話すと、拍手が起こりました。
最後に、「50年を経て、ようやくお客様にお礼を言えます。本当に時間の経過を感じます。映画って素晴らしいし、人生も本当に素晴らしいものです。ありがとうございました」とスピーチを締めくくった藤さん。約3分にわたり、英語で思いを伝えました。