「受験が怖くなった子」の“不安を和らげる”考え方。志望校受かるか不安だらけ…どう乗り越える?
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。 その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。 【漫画で読む】『ドラゴン桜』スランプに苦しむ生徒への、桜木先生からの一言
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。連載第147回は受験直前の子どもの不安を和らげる考え方についてお話しします。 ■第1志望に受かるかどうか不安が高まる 「自分は、第1志望校に合格できるんだろうか?」
受験の時期が近づいてくると、多くの受験生がこう悩むようになります。合格できるかどうか、努力が報われるかどうかが気になって怖くなり、勉強する手が止まってしまいます。 さらに模試の結果も返ってきて、思うような成績が取れずに悩むこともあります。第1志望との距離を認識させられて、焦って不安になって、体調不良になってしまう人も少なくありません。 受験のプレッシャーを感じて思い悩んだら、どのように考えればよいのでしょうか。今回は、受験生が悩んだときの考え方についてお話しします。
まずは漫画『ドラゴン桜』の、スランプに苦しむ生徒に対して、桜木先生が声を掛けるシーンをご覧ください。 ※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください いかがでしょうか? 桜木先生の言葉には「シンプルに考えろ」というメッセージが込められていると思います。 「自分は、第1志望校に合格できるんだろうか?」と、考えれば考えるほどドツボにハマってしまうものです。