ダイコン1本214円、キャベツ1玉430円…冬に欠かせない野菜高騰 今後の見通しは 福島
寒いこの時期、温かいおでんやスープに使う野菜の高値が続いています。一方では、値ごろ感のある野菜もあり、食卓を預かる皆さんにとっては工夫が必要な状況になっています。 【写真を見る】ダイコン1本214円、キャベツ1玉430円…冬に欠かせない野菜高騰 今後の見通しは 福島 鈴木夕里菜アナウンサー「これからの時期、おでんなどで欠かせないダイコンが1本214円、そしてキャベツは1玉なんと430円と、家計に苦しい値上げが続いています」 大玉村にある大型スーパー「プラント5」。キャベツは去年の同じ時期の平均が170円、ダイコンが105円でしたが、今年はそれぞれ去年の2倍以上の価格で店頭に並んでいます。 本宮市の30代「高いですね。前はもっと安かったが(今は)なかなか買えないなと思います」 キャベツの前で立ち止まりますが、値段を確認して購入を躊躇する人の姿も。なぜ高値が続いているのでしょうか。 ■高値の要因は…救世主は「カット野菜」 プラント5大玉店・佐藤明さん「キャベツに関しては、産地の愛知県や千葉県の高温や長雨の影響を受けていると思う」 9月から10月にかけての異常な暑さや天候不良が、今も打撃を与えているといいます。そんな中、お店では、手の届く範囲で提供できるように工夫しています。 佐藤さん「2分の1、4分の1にして、お客さんが手に取りやすい価格にして販売している」 また「高値野菜の救世主」として売り出し中のカット野菜は、去年の120%から130%ほどの売れ行きだといいます。こうした状況に買い物客は…。 本宮市の70代「カットしてジップロックに入れて冷凍している、安い時にいっぱい買う」 本宮市の70代「キャベツが今高いからハクサイに代えてお料理したり、お肉とか魚、お豆腐をいっぱい入れて」 本宮市の30代「なるべく安い食材を選んで買うようにしている」 ■気になる今後の見通しは? 一方、一時期高かったタマネギやジャガイモなどは比較的価格が安定しているといいます。 佐藤さん「原因としてはメインの産地である北海道で安定して出荷できていることかなと思います」
年末年始が近づき、食卓を囲む機会が増える、気になる今後の見通しは。 佐藤さん「キャベツに関しては12月になれば出荷量が増えて、値段も落ち着くのではないかと予想している」 一方、ダイコンは年末まで高値が続く見込みで、工夫が必要な日々がもう少し続きそうです。鍋やおでんがおいしいこの季節、価格が高いのは痛手ですが、安い野菜を多めに使ったり、安い時期を見定めて買い物に行ったりして、この冬を乗り切りましょう。
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