春高バレー千葉県大会、3日の決勝は男子が習志野と市船、女子は敬愛学園と習志野が対戦へ
「春の高校バレー」として行われる「第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」への出場権をかけた千葉県代表決定戦(千葉県バレーボール協会、産経新聞社など主催)の準々決勝と準決勝が2日、男子は東金アリーナ(同県東金市)、女子は茂原市市民体育館(同県茂原市)で行われた。男子は習志野と市立船橋、女子は敬愛学園と習志野が決勝に駒を進めた。決勝は男子が3日午前10時、女子が同日午後1時からともに東金アリーナで行われる。 ■男子準決勝で昨年決勝の顔合わせ 習志野と東京学館船橋が勝ち上がった準決勝は、昨年の県代表決定戦決勝と同じ顔合わせになった。 習志野は第1セット、終盤までリードを許す苦しい展開だったが、菅原らの強打が決まり、逆転に成功し、逃げ切った。第2セットは一進一退の攻防が続いたが、地力に勝る習志野が終盤、谷らの速攻に加え、ブロックも要所で決まり、リードした。最後は菅原が強打で連続得点し、ストレート勝ちを収めた。 もう一つの準決勝は市立船橋と八千代松陰が対戦。市立船橋はコンビバレーを軸に、大差で第1セットを奪った。第2セットも序盤からブロックが随所で決まり、リズムに乗った。増田らの強打で最後までリードを守り、八千代松陰を振り切った。 ■敬愛学園は多彩なコンビバレー 準々決勝で植草学園大付を破った敬愛学園は、準決勝で市立柏と対戦した。敬愛学園は第1セット開始から多彩なコンビバレーを展開し、試合の主導権を握る。2年生の永盛や主将の諸橋の強打も炸裂(さくれつ)し、危なげなくセットを奪った。第2セットでも速攻やフェイントを駆使した巧みな攻撃を見せた。1年生根本の力強いスパイクも決まり、得点を重ね、勝利した。 一方、昭和学院を下した習志野は準決勝で市立船橋と対戦。第1セット序盤はミスが響き、市立船橋にリードを許す場面もあったが、エース結束が強烈なスパイクを連発。逆転に成功し、セットを先取した。 第2セットも、上林や岩佐のサービスエースで着実に加点。市立船橋の力強い攻撃もブロックで阻み、ストレートで勝った。