同性婚を認めないのは違憲と家事審判申し立て 仙台市の同性カップルが費用を募るためにクラウドファンディング
khb東日本放送
同性婚を認めないのは憲法に違反するとして、仙台家庭裁判所に家事審判を申し立てた仙台市の同性カップルが、費用を募るクラウドファンディングを始めました。
仙台市太白区に住む小浜耕治さん(61)とパートナーの男性(79)は2月、仙台市に婚姻届を提出しましたが、仙台市は「男性同士の婚姻届は不適法」として不受理としました。 これに対し、小浜さんたちは婚姻届を受理しないのは憲法が定める婚姻の自由を侵害するとして、仙台市に受理を命じるよう求める家事審判を仙台家裁に申し立てました。 小浜さんたちは民法や憲法の専門家の話を聞いて意見書を提出する予定で、そのために掛かる交通費や謝礼などに充てるため、15日からクラウドファンディングを始めました。目標金額は50万円です。 小浜耕治さん「時間の無い私たちですけれども、これからのためにやっていかなければならないと。もう一歩のご支援をお願いできればと思っていますので、よろしくお願いします」 太田伸二弁護士「1個の事例で勝つということが、全体をひっくり返すくらいのインパクトを持つものです。そうだからこそ、是非社会の皆さんに分け持ってほしいということがあります」 全国では、同性婚を認めないのは憲法違反として国に賠償を求める訴訟が5カ所で起こされていて、札幌高裁と東京高裁ではいずれも違憲との判断が示されています。
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