【ボートレース】念願のクイーンズクライマックス、レースより楽しみなガラガラ(枠番抽選)/ 藤原菜希インタビュー
クイーンズC初出場
やっとですね(笑)。昨年はレディースチャンピオンとかレディースオールスターとか、女子のビッグレースに出られなかったし、優勝もなかった。その割にはいい位置にいて、レディースチャレンジカップを優勝したら行けるくらいでした。(クイーンズクライマックス)シリーズ戦のドリームに乗れたし、一番近い位置にはいました。 【表あり】今年の優勝戦成績一覧 12人に残れたことは素直にうれしいです。今年を振り返ると、成績は良かったと思います。昨年は優出自体も少なかったので、今年はまずは優勝戦に乗る回数を増やしたいっていうのがありました。なので優出13回はそこそこ乗れたと思います。 もちろん優勝回数も意識していましたけど、優勝戦1号艇で負けたりとか、あと一歩のところで逃したのもあったので…。そこは思った通りにはいかなかったですね。1号艇でしっかり優勝できたら、今年5回になってましたし。人生、そう甘くはないですね(笑)。 賞金的にはやっぱりレディースチャンピオンでのGⅠ初優出が大きかったです。今年最初の優勝も福岡でしたし。あんまり好きな水面じゃなかったんですけど、好きになったかも(笑)。レディースオールスターも2回とも出場できましたし、1年間をしっかりと走ることができたら、12人に行けるかなっていう意識はありました。
運命のペラとの出会い
一番はプロペラのベースができたことですね。今までこれといったものがなかったんですよ。前回使用者のペラのまま走ったりも多かったですし。もちろんアカンやったら叩き変えますけど、その引き出しも少なくて。だけどベースができたことで、叩き変える引き出しが増えて「これ!」っていうのができた気がします。それが大きいと思います。 きっかけは1月に多摩川で広島支部の麻生(慎介)さんの後に引いたエンジンの時です。多摩川はいつも調整が合わなくて乗りにくいんですよ。6着も多いし。それがめちゃくちゃ乗りやすくて。エンジンが抜群で出ていたわけじゃないんですけど、行きたい所に行ける感じで。そのゲージを擦らせてもらって。4月にパンパーンって優勝した時は、そのペラで行かせてもらっていました。 もちろんそのペラがずっと使えるわけじゃなくて、温水パイプが外れたあたりから少し合わなくなってきて、どうしようかなって思っていたんですけど、そのゲージをベースに叩いたら結構良くて。 いや、これまでもペラは叩いてたんですよ?でも「これ!」っていうのにハマらなくて。別に(ゲージを)擦るほどでもないなと。だからこれなら思い切ってレースできるっていうペラに出会ってしまいました。エンジンが多少出ていなくてもレースができるようになって。麻生さんにどこかで出会ったら、お礼を言いたいですね(笑)。 行きたい所に行けるような、押し感のある回り足系の調整ができるようになって、まくり差しが増えました。ただ、最近は回転の止め方があまり分からなくなってきてて、伸びに寄せたりする調整ができなくなってきています。極端なペラとかならできるんですが、伸びを上手に持ってこれないことが多いです。