【U23日本代表】主将藤田譲瑠チマ、快勝にも厳しい評価「ミス多い。強度高くやらないと」
<サッカー国際親善試合:U-23米国0-2U-23日本>◇11日(日本時間12日)◇カンザスシティー パリオリンピック(五輪)に出場するU-23日本代表が、敵地で同米国代表と対戦し2-0で勝利した。五輪メンバー発表前最後の強化試合で完勝も、主将のMF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)に満足感はなかった。 相手のシュートを2本に抑え、完璧な試合運び。自身も持ち味の厳しい守備や、配球を見せた。「勝てたことがよかった」としながら、反省点を並べた。「個人では奪った後のワンプレー目がミスになることが多かった。チームとしてはもっと強度高くやっていかないと。五輪で修正できれば」。 後半には、中央からミドルシュートを放ったが、惜しくも左に外れた。「ああいったところで決めきれないと、きつくなる試合展開が多くなる。直していきたい」と自己評価は厳しかった。 一方で、U-23アジア杯カタール大会に参加できなかったMF三戸、斉藤らが先発し躍動。「アピールしたい選手がエネルギッシュに戦ってくれた。いい流れになった」と手応えもあった。 「チームに戻って良い準備をして、最高のパフォーマンスで呼ばれるようにしたい」と7月の大舞台を見据えた。