いま65歳以上で現役時代に国民年金を支払っていた人といま支払っている人たちではどれくらい金額が違いますか?
フリーランスの節税対策
ここでは、フリーランスが行える節税対策を紹介します。国民年金保険料のほかにもさまざまな税金の支払いが発生するため、あわせて節約できれば負担額を大きく減らせるでしょう。 ■青色申告を利用する フリーランスの方は、青色申告を利用しましょう。確定申告の方法は、主に青色申告と白色申告の2種類です。青色申告を行うと、所定の要件を満たした場合、最大65万円の所得が控除される青色申告特別控除を受けられます。青色申告特別控除を受けられれば、その分課税される所得が減るため、大きな節税効果があるでしょう。 65万円の青色申告特別控除を受けるためには、事前に手続きを行う必要があります。また複式簿記により記録を行い、確定申告の際には貸借対照表や損益計算書の添付が必要です。 さらに、申告はe-taxもしくは優良な電子帳簿保存により行うなどの要件があります。手間がかかりますが、すべて満たせば大きな所得控除を受けられるため、大きく節税したい方は利用を検討しましょう。 ■ふるさと納税を利用する フリーランスの方で節税対策をするなら、ふるさと納税の利用も手段の1つです。ふるさと納税とは、特定の自治体に納税すると返礼品を受け取れるとともに、翌年の所得税と住民税から一定額が控除されます。控除される金額は、給付金額のうち2000円を超えた部分です。控除の上限額は年収によって異なるため、自分の年収にあわせた金額を寄付しましょう。 ■小規模企業共済を利用する フリーランスの方は、小規模企業共済を利用するのも一つの手段です。小規模企業共済に加入すると、掛け金に応じた金額を廃業や解約したときに受け取れます。 また、掛け金は所得控除になるため、節税効果があります。会社員とは異なり、フリーランスは退職金制度がないため、自分で退職金を積み立てておかなければなりません。ただし、加入期間が20年未満の場合は元本割れのリスクがあり、受け取った金額分に課税されるため、注意しましょう。
現在と過去では国民年金保険料は1万円以上違う
現在と過去とでは、国民年金保険料は1万円以上異なります。もらえる年金額が少ないことが判明した場合、早いうちから節税対策を行い、資金を確保できる仕組みを作りましょう。 出典 日本年金機構 国民年金保険料の変遷 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部