『虎に翼』寅子の父・直言役の岡部たかし、花江役・森田望智の演技に「何回やっても泣けた」
現在放送中の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)で、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)の父・直言を演じた俳優・岡部たかし。第45回(5月31日)の放送後、朝番組『あさイチ』の「プレミアムトーク」に登場し、撮影などを振りかえった。 【写真】まさかのアドリブだった!? 伊藤沙莉と岡部たかしのシーン 激動の昭和、法の道に進んだヒロイン・猪爪寅子が女性初の弁護士として活躍する同作。岡部が演じた直言は、気が弱い一面もありつつ娘を溺愛し、常に寅子の味方であり続けるという役どころだ。番組内では寅子役の伊藤がVTRで登場し、印象的だった場面として、随所にあった岡部のアドリブシーンを挙げた。 なかでも、大学への進学を望む寅子に対し、直言が母・はる(石田ゆり子)を説得すると請け負う場面での「父さんがお母さんを、説得する!」「お母さんはお父さんに、説得される!」とはしゃぐやり取りもアドリブだったとか。伊藤は、「あれも全部アドリブ。だから何か聞いておかないと。最後の言葉は合わせようとしてるから」と振りかえった。 さらに、自身の印象深い場面として、息子の直道(上川周作)の戦死を直道の妻である花江(森田望智)に伝えたシーンを挙げた岡部。「ここは涙が止まらなくて。『直道が』と言ったとき、森田さんが『言わんといて』なのか、『いや』なのか『わかった』なのか。泣くまでの、表情が変わっていく感じがたまらんかったです。何回やっても泣けてきました」としみじみ語った。 伊藤と岡部が挙げた印象的なシーンを受け、SNS上では「あの『説得する、説得される』のハモリは息ぴったりだからアドリブと知ってびっくり」「あのシーン全部アドリブだったのw 岡部さんも合わせる伊藤さんもすごいな~」「あの花江ちゃん(森田さん)の演技はホントにすごかった」「確かにここの花江ちゃんは凄かった。胸が苦しくなった」といった声が相次いでいた。 『虎に翼』の放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。 文/つちだ四郎