「留置施設に入るか、現金を送金するか」警察などを名乗る男らの電話 50代女性が現金250万円だまし取られる
女性のスマートフォンに電気通信事業者や警察を名乗る男らから電話があり、「電話が2時間以内に使えなくなる」「あなたの携帯電話から迷惑メールが送られている」などという話を信じた女性が、現金250万円をだまし取られました。 【写真を見る】「留置施設に入るか、現金を送金するか」警察などを名乗る男らの電話 50代女性が現金250万円だまし取られる 被害に遭ったのは甲府市に住む団体職員の50代の女性です。 11月23日に女性のスマートフォンに電話があり、「あなたの電話が2時間以内に使えなくなる。詳細は『1』を押してください」と音声ガイダンスが流れました。 女性が『1』を押すと、電気通信事業者の社員を名乗る男と電話がつながり、「静岡県内で、あなた名義の携帯電話から迷惑メールが多数送られている。静岡県警の警察に代わる」と言われました。 次に電話に出た警察を名乗る男からは「あなた名義の口座で特殊詐欺が行われている。都内で逮捕した犯人の所持品からあなた名義のキャッシュカードが見つかった」といわれました。 被害者がすぐに捜査してほしいと伝えると、警察や検事をかたる男らから、優先的に捜査してもらえる方法として、留置施設に入るか口座内の現金を一時的に警察が管理する口座に送金するか選ぶよう言われました。 女性は身に覚えがなかったものの、現金を送金する方法を選び、指定された個人名義の口座に11月25日と26日の2日間にわたって、現金250万円を振り込みました。 その後、この件を女性が知人に相談したところ詐欺に遭っているといわれ、警察に被害を届け出ました。
テレビ山梨