中日2軍、貯金は今季最多の「20」に 先発・柳、6イニング被安打9の2失点 「限りなく再試験、追試」と井上2軍監督
17日に出場選手登録を抹消された中日・柳裕也投手(30)が25日、ウエスタン・リーグの阪神戦(ナゴヤ)で2軍調整後初登板。先発で6イニングを投げ9安打を許しながらも2失点に抑えた。試合は中日が7―3で勝ち、貯金は今季最多の20となった。 再出発のマウンドで一発回答とはいかなかった。柳が6イニングを投げ2失点。ただ9安打されたとあって「やっぱり結果は出していかないといけない立場」と話すように、内容は納得のいくものではなかった。 「今はメカニック的にいろいろ取り組んでいるので、そういったところを意識しました」 初回は先頭からいきなり3連続単打で1点を失ったものの後続を仕留め最少失点で切り抜けた。5回にも1点を奪われたが、自身の最終6回は2死から連打を許すも、粘りの投球で得点を許さなかった。計110球を投げ降板した。 16日のロッテとの交流戦(ZOZO)に先発して5イニング4失点で降板。翌17日に出場選手登録を抹消された。2年ぶりに2軍降格となり、2軍公式戦登板は20年10月8日の広島戦(由宇)以来4年ぶりだった。 井上2軍監督は「限りなく再試験、追試。早く1軍のローテーションに帰したいという思いもある上で(1週間後に)投げさせないといけない。大丈夫ですよ、というような形になってもらわないといけない」と復調を求めた。
中日スポーツ