フラワーカンパニーズ × スキマスイッチ 特別対談! 短期集中連載 その② 掘り起こされる2組にまつわる数々の記憶
――それは打ち上げの席で偶然そうなったんですか? 常田 いや、誰かがパート飲みにしようって言い出したんですよ。そのときすっごい覚えてるのが、ヤベ、キーボード一人だって(笑)。 全員 (笑)。 大橋 そうでしたね、そこがありましたね。そこからの『re:Action』ですね。もう絶対にフラカンさんにはやってもらいたかったもんね。 常田 そう。 グレート いやあ、うれしかったよ。 鈴木 テレビにも一緒に出してもらって。NHK「あさイチ」。 常田 ああ! 大橋 朝早かったですよね。あれ何時でしたっけ? グレート 5時とか6時入りくらいだったよ。 大橋 はははは。 常田 謝って出てもらったもんね(笑)。すみません朝早いんですけどって。 鈴木 いや、あれは大きかったね。だってね、親孝行したなって思ったもん。 グレート 友達からいっぱい褒められたよ。 ――『re:Action』で「フィクション」をプロデュースしてもらうっていうのはどうやって決めたんですか? 大橋 何曲か提案させていただいて、その中で「フィクション」はどうかっていう話になってっていう感じでしたね。 常田 バンドの人たちとやりたかったんだよね。だったら絶対にフラワーカンパニーズさんがいいし、その中で何をやるかってなったら、ロックっぽい8ビートの「フィクション」でって返ってきて、これはいい!って思いましたね。 大橋 デモもリハスタで作ってもらって送ってもらいましたよね。 グレート そう。 大橋 めちゃくちゃ感動して聴いたもんね、ふたりで。 常田 うん。うわー!って。 大橋 ちゃんとフラカンになってる!って。 グレート まあ、どうアレンジするも、フラカンはこれしかないからっていうのでああなったんだけどね。 常田 高校のときの自分に伝えてやりたいって思いましたよ。フラカンさんとこんなことやるんだぞって。 大橋 あれ? 今急に思い出してきたんだけど……。スキマの前かな、渋谷La.mamaでライブされてるのを一度見てるんですけど。 常田 あ、思い出した。卓弥がフラカンをLa.mamaで見たって言ってたの、誰かと一緒にやってたって。 鈴木 でもLa.mamaは数えるほどしかやってないから。 グレート 何年くらい? 大橋 えーっと、デビューする前なので、2000年とかですかね。 グレート ああ、じゃあやってるな。それくらいだもんね、La.mamaに出たの。誰だろう? ジェット機? 大橋 あ! そうかもしれないです! グレート ウルフルズ出てた? 大橋 いや。 常田 え、でも、ウルフルズ出てたって言ってなかったっけ? 鈴木 ジェット機とやった時にウルフルズがシークレットで出たのよ。 大橋 あれ? それかな? 常田 客席の間から出てきてビックリしたって。 大橋 あ、そうだったかも! とにかくフラカンさんのライブに圧倒されて帰ったのを覚えてるんですよ。その前か後か忘れたんですけど、僕がスキマを組む前のバンドで1回だけLa.mamaでライブをやったことがあったんですよ。 常田 騙されLa.mamaでしょ? グレート なになに? 大橋 今考えたら変なリハスタだったんですけど……当時、通っていたリハスタのオーナーさんがいろいろと僕らのことをやってくれてて、まあ全部騙されてたんですけど(笑)。 全員 はははは。 大橋 やたらお金がかかったんですよ(笑)。CD作ってやるって言われて、コンピレーションで僕らも1曲だけ入れてもらったんですけど、そしたらある日スタジオに行ったら、ダンボールに入った200枚くらいのCDをドンと置かれて、「これを買い取りなさい」と。その代わり売れば自分たちの実入りとして戻ってくるからと。 グレート おいおいおいおい。 鈴木 ひどいね。 大橋 みたいな人に関わってた……というか、まあそういう時期に僕らも1回だけLa.mamaでやらせてもらったんですよね。 グレート 騙されLa.mamaって、La.mamaが悪いわけじゃない(笑)。 大橋 そうですそうです(笑)。でまあ、それくらいの時期だったんですよ、La.mamaでフラカンさんを見たのは。 Text:谷岡正浩 ※次回は、12月23日(月) 公開。 フラカンとスキマ、『re:Action』以降の2組の話と今回のイベントについて <ライブ情報> Toyosu PIT 10th ANNIVERSARY Special Live 『フラカンとスキマのデラックス・ドラゴン』supported by エンタメサイト ぴあ 2025年1月14日(火) 東京・豊洲PIT 開場18:00 / 開演19:00 出演:フラワーカンパニーズ / スキマスイッチ