フラワーカンパニーズ × スキマスイッチ 特別対談! 短期集中連載 その② 掘り起こされる2組にまつわる数々の記憶
――フラカンの皆さんがスキマスイッチを意識されたのは、メジャーデビュー後ですか? 鈴木 俺は個人的にしんた君と、あれは新宿LOFTだよね? 常田 そうです。 グレート イベントに出たときだよね? 打ち上げをやろうとしてたら鈴木に話しかけてきてくれて。 鈴木 そう。その後すぐに飲みに行ったんだよね? 常田 はい。「明日か明後日空いてるか?」って聞かれて。「はい! 空いてます!」って(笑)。 鈴木 飲みに行こうってふたりともお酒飲めないのに(笑)。 常田 三茶の裏ですよね。 鈴木 そうそう。あのときってまだデビュー前? 常田 前ですね。だから僕らはサブステージの出番だったんですよ。 グレート あれってスペシャのイベントか何かだったかな。 常田 たぶんそんな感じですね。 鈴木 Hermann H. & The Pacemakersとか出てたやつね。 大橋 ああ、ヘルマン。 グレート 2001年くらいだよね。 大橋 うちはでも、そのイベントに参加はしてないんじゃないの? サブステージでちょっとやらせてもらったっていう。 常田 開演前に会場に入ってくる人たちに向けて、みたいな感じでしたね。 グレート そうそう、そうだった。出演者のところに名前も出てなかったから。 ――で、スキマは2003年にデビューしますが、そこから2017年の『re:Action』まで、特に2組の間に何かがあるというわけではなかったんですか? グレート なかなか会う機会がなくて、そしたらトーンってスキマは人気者になっていったから。あの時の彼ら、すげえ売れたな!って。 鈴木 話違うぞおい!って(笑)。 大橋・常田 ははは! グレート だからなかなか接点がなくてね。 鈴木 フェスの楽屋か何かで会ったよね。 グレート 幕張のね。 常田 楽屋に挨拶に行きましたね。 グレート 2010年くらいかな。 常田 そのときに挨拶に行って、そこで「プロデュースとかできるの?」って聞かれて。 鈴木 そうだそうだ。やらない?って話になって。その当時のレコードメーカーの人から、僕らのアルバムに入る曲を誰かに1曲プロデュースしてもらうっていうのもありだねって話になって、じゃあ俺やりたい人がいるって。それで、しんた君に。(※アルバム『ハッピーエンド』収録の「エンドロール」を常田がプロデュース) ――で、今度は『re:Action』でスキマの方から、という流れだったんですね。 大橋 だから僕は『re:Action』のレコーディングの時まで、そんなに交流という交流はなかったかもしれないですね。挨拶はもちろんさせてもらってましたけど、僕はその、歳を重ねてだいぶんマシにはなりましたけど、めちゃくちゃ人見知りだったんですよ。うちの広報担当はしんた君だったので、何かのフェスの打ち上げでも僕はずっとマネージャーの横に座ってるみたいな感じだったので。 竹安 あれは? スピッツのイベントで。 グレート 打ち上げで、(草野)マサムネ君と鈴木とトータスさんと4人で。 大橋 ああ! 鈴木 ボーカリストだけで話す場があって。 グレート あのときに大爆発してたもん(笑)。 全員 わははは! 鈴木 すごかったもん。 グレート おいおい、こいつすごいぞ!って話になって(笑)。 鈴木 帰りに、大橋ヤベエぞって(笑)。 グレート その話題だけでホテルに着いちゃったもん(笑)。 常田 「ロックのほそ道」(2015年8月16日 リンクステーションホール青森)ですね。 大橋 ちょうどこの間写真を見返してたら、その時のボーカリスト4人で写った写真が出てきて、こんなところに僕いたんだ!って思って。 グレート 中心になってたんだから。 大橋 (苦笑)。 鈴木 話の内容として、誰が陽か陰かっていうのを勝手に決めてたんだよね(笑)。それがおもしろかったんだよね。 大橋 僕のろくでもないエピソードを先輩方に聞いてもらって。あんなボーカリストだけが集まって飲むってないじゃないですか? 鈴木 うん、なかなかないよね。