お風呂の換気扇を「24時間」つけっぱなしだけど、電気代はいくらかかってる? 消してもあまり節約にはならないの?
「お風呂の換気扇をいつもつけっぱなしにしているけど、電気代はどのくらいかかっているのかな?」と疑問に思われる人もいるのではないでしょうか。電気代が高騰している今、お風呂の換気扇を24時間つけたままにすると、電気代がかかってもったいないと思うかもしれません。 ただ、お風呂の換気扇にかかる電気代は思ったほど高くはないため、つけるのをやめたときのデメリットのほうが大きいこともあるのです。 本記事では、お風呂の換気扇にかかる電気代がいくらなのか、お風呂の換気扇を消してしまったときどんなデメリットがあるのかについて解説します。
お風呂の換気扇を24時間つけたままだと電気代はいくら?
換気扇はお風呂以外にも、台所やトイレなどさまざまな場所にありますが、本記事ではお風呂の換気扇に着目して見ていきます。換気扇の種類やお風呂の広さにもよりますが、基本的にお風呂の換気扇の消費電力は13~20W(0.013~0.02kWh)ほどかかります。 そして、電力料金の目安単価は1kWh=31円のため、1日の電気代は0.02(kWh)×31(円)×24(時間)=14.8(円)、1ヶ月あたりでは約444円です。
お風呂の換気扇をつけなかったときのデメリットとは?
お風呂の換気扇は24時間そのままつけっぱなしでも月450円程度で済むため、電気代を削るよりもつけておいたほうがよいでしょう。換気扇をつけなかったときは次のようなデメリットがあるからです。 ●カビが発生しやすくなる ●嫌な匂いが出やすくなる ●湿気で家が傷む お風呂の換気扇をつけておくだけで、洗い場の湿気を外部に逃してカビの発生を防止しやすくなり、排水溝付近にこもりがちな悪臭を和らげることができます。 さらに住宅の構造によっては湿気に弱い性質を持つ家もあり、換気扇をつけることで換気を促し、家の寿命を長く保つことにもつながります。お風呂の換気扇をつけないことによるデメリットを理解しておきましょう。
お風呂の換気扇代を節約するポイント
お風呂の換気扇はつけっぱなしでもそれほど電気代がかからないことが分かりましたが、さらに電気代を節約するためのポイントが2つあります。 ●扉を閉めて換気する ●換気扇を定期的に掃除する 続いて、これらを順番に解説していきます。 ■扉を閉めて換気する お風呂を換気したいから洗い場のドアを開けっぱなしにしておこうと考える人もいると思います。しかし洗い場のドアを開けておくと、換気扇を回していても脱衣室のほうまで湿気が流れてしまい、うまくお風呂全体の空気が循環しなくなってしまいます。 さらに、洗い場のドアを開けておくことは脱衣室にカビが生える原因にもなりますので、洗い場のドアを閉めた状態での換気がおすすめです。 ■換気扇を定期的に掃除する 換気扇はお風呂内の湿気を外に追い出す仕組みのため、ほこりがたまります。換気扇にほこりがついていると、入ってくる空気も汚れますし、換気の効率も悪くなります。換気扇の電源を落としてから、本体カバーやフィルターについたほこりを掃除機で吸ったり、水で洗い流したりするなどして掃除しましょう。
まとめ
お風呂の換気扇は1ヶ月あたり約450円電気代がかかりますが、換気扇をつけていないときのデメリットはいくつもあります。扉を閉めて換気したり、小まめに掃除したりすることで、換気扇の電気代を抑えられますので、ぜひお風呂の換気扇は活用しましょう。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 令和4年度 事業報告 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部