福岡アジア美術館の外観

　イベント「アジアン・ポップ☆ナイト」が5月25日、福岡アジア美術館（福岡市博多区下川端町）7階のアートカフェで開催される。（博多経済新聞） 　同館で現在開催中の展覧会「開館25周年記念コレクション展 アジアン・ポップ」と、5月18日から福岡市内の博物館や美術館などで始まった「福岡ミュージアムウィーク2024」の関連企画として実施する。インド映画の上映やトークイベント、アジアン屋台の出店を行う。同館学芸員の趙純恵さんは「福岡アジア美術館をより親しみやすい存在として市民の皆さまに広く知ってもらいたいと企画した」と話す。 　上映する映画は、同展に出展している美術作品のモチーフとなったインド映画「ショーレイ」（邦題「炎」）」（1975年公開）。映画評論家のバフィー吉川さんによる解説トークを挟みながらのダイジェスト上映を行う。2022年の同館のアーティスト・イン・レジデンスに参加したアーティストで、「屋台」を専門に制作を行う下寺孝典さんは、アーティスト・イン・レジデンス参加時の作品「アジアン屋台」を出品。「アジアン屋台」では、インドのウイスキーやベトナムのネップモイなどのアルコール、スパイスコーラやクラフトチャイなどのソフトドリンク、マサラハーブソーセージや燻製（くんせい）ポテトチップスなどを販売する（メニューは変更の場合あり）ほか、会場デザインも行う。 　趙さんは「展覧会出品作品に関するアジアの映画を見ながら、ドリンクやフードを食べ、さらにトークを聞ける、内容の濃いイベントになると思う。この機会に来館して、展覧会と併せて楽しんでもらえれば」と話す。 　開催時間は17時～21時（映画は18時上映開始）。参加無料。定員は100人程度。事前申し込み不要。