30年ぶりの大改修へ 大通公園再整備に向け札幌市が素案
札幌の顔ともいえる大通公園。札幌市が30年ぶりとなる再整備に向けた素案をまとめした。 現在の大通公園は噴水や遊具が老朽化しているほか、イベントの開催時には住民が公園を利用しにくいことが課題になっています。これを受けて札幌市は再整備に向けて検討を続け、憩いとにぎわいの両立を目指すとする素案をまとめました。 具体的には、公園を3つのエリアに分けた上で、テレビ塔などがある西1丁目から5丁目は公園の顔と位置付け、交流の拠点となるよう整備します。西4丁目から9丁目は都市型イベントに対応できるエリアとして整備する一方、遊び場や休息の場も設けます。さらに、西10丁目から12丁目は「札幌の歴史と文化を伝承するエリア」と位置づけ、屋外彫刻を集約してガーデニングも楽しめる場とします。 このほか、外国人観光客の増加を見据えて二次元バーコードを使った多言語対応の案内表示を増やす方針です。市は今年度中に素案をまとめ、再整備計画を策定した上で、早ければ来年度にも着工する考えです。