【オープンキャンパス】参加しても「加点」にならない、それでも…専門家が語る「行く意味」
子どもの意思が大事
最近は保護者と参加する学生が増えています。この点について、小澤さんは「あくまでも個人的な意見」としたうえで、こうアドバイスします。 「オープンキャンパスの講演会に呼ばれることがありますが、保護者が熱心に私の話に耳を傾けている横で、お子さんはスマートフォンを見ているという光景がよくあります。大学に行くのはお子さん自身です。頼まれたのでなければ、なるべく本人一人で行かせるべきだと思います。なぜなら、子どもの人生は子どものものだから。特に年内入試では、主体性が大事です。親に引っ張られてオープンキャンパスに行くのではなく、子どもが自分の意思でオープンキャンパスに行き、自分で感じ、考えて、将来を決めることが大事です」 年内入試は早めの行動がカギになります。出願時期が近づいてからあわてないように、子どもの意思を尊重しつつも、早めにオープンキャンパスに参加するよう、保護者が声をかけてあげるといいかもしれません。
朝日新聞Thinkキャンパス