パリ五輪メダリストから学ぶ 松下知之選手ら速く泳ぐコツ伝授 福島市で合宿中の東洋大水泳部
福島市で合宿中の東洋大水泳部によるスイムクリニックは25日、市中央市民プールで開かれた。パリ五輪競泳日本代表コーチの平井伯昌監督や、400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した松下知之選手(1年)が県内の子どもたちを指導した。 市スポーツ振興公社30周年事業で未就学児から高校生までの約60人が参加した。自由形や平泳ぎなど泳法ごとに分かれ、松下選手らが参加者に速く泳ぐコツを伝授した。市内から訪れた関桃花さん(岡山小6年)は苦手な息継ぎを学んだ。「オリンピック選手からお手本を教えてもらい、成長できた一日だった」と充実した表情を浮かべた。 教室終了後、松下選手らは記念撮影やサインに応じた。松下選手は子どもたちに指導するのは初めての経験だったといい「大会や今回のような教室を通じて競泳の魅力を幅広く伝えたい」と語った。2028年のロサンゼルス五輪で金メダルを目指すとして「福島で力を付けたい」と意気込んだ。
合宿は31日まで。東洋大卒業生で東京五輪200、400メートル個人メドレー2冠の大橋悠依選手(イトマン東進)も27日から29日まで参加する。観覧自由。練習時間は午前7時30分から2時間と午後2時30分から3時間(29、31の両日は午後練習なし)。問い合わせは市スポーツ振興公社へ。 (県北版)