【バイクを軽々操るためのテクニック&カスタム】座る位置を変えるとバイクは軽く曲がるようになるって本当?【WebikePlus Vol.08】
後輪が傾く動きを意識すると同時に愛車のロール軸を把握しておこう!
バイクは前後輪の接地点を支点にして左右に傾くように感じるが、走行中は「ロール軸」を中心にして三次元的な動きで傾いている。スポーツ車のロール軸は後輪の接地点から車体の重心付近を貫いて、フロントフォークとおおむね90度に交差するように設定されるので、その軸に跨って回転させるイメージ(飛行機が旋回する体勢に近い)で乗ってみよう。 ■KAWASAKI Z900RS スタンダードなネイキッド車は、誰もが安心して乗れるように「おおらかに傾く」フィーリングを考慮して、ロール軸を高めに設定している。 ■KAWASAKI Ninja ZX-10R 本格レースにも使われるスーパースポーツ系はコーナリング性能が最優先なので、少ないモーションで素早く傾くように、ロール軸を低く設定している。 ────────── バイクに乗せられている状態から バイクを操っている状態に変えよう! ────────── ロール軸の傾く動きはかなり複雑なので、完璧にシンクロして乗るのはプロライダーでも至難のワザ。なので「ロール軸というモノがある」くらいのイメージで乗れば、充分に効果がある。
Webikeプラス編集部