古江彩佳がバーディ数で僅差の3位 昨年トップの畑岡奈紗、渋野日向子は苦戦【米女子スタッツ分析】
米国女子ツアーは先週、欧米対抗戦「ソルハイムカップ」が開催された。実質2週間のオフを経て、いよいよ今週から秋の陣へと突入する。 古江彩佳のドラテク“ハンマー打法”【写真】 今季は9人の日本勢がメンバーとして参戦し、笹生優花が「全米女子オープン」、古江彩佳が「アムンディ・エビアン選手権」を制し、海外メジャー2勝。ルーキー3人も奮闘を続けている。そんな日本勢のスタッツをおさらいしてみよう。今回は『バーディ数』。 ◇ バーディの年間獲得数で、日本勢最上位の3位につけているのが古江彩佳。70ラウンドで262個を記録している。計算すれば1ラウンドあたりのバーディ数は3.74個で、割合にして20.79%。このバーディ率でも全体9位につけている。 昨年は315個(87ラウンド)で10位に入った。バーディ率は20.11%で47位だったから、今年はさらに高い確率でチャンスをモノにしている。1位に立つローレン・コフリン(米国)との差はわずかに7個。首位に浮上する可能性も大いにありそうだ。 一方、バーディ数は170個で59位ながら、古江を上回るバーディ率20.99%で7位につけているのが笹生優花。持ち味の飛距離を生かした攻撃的なスタイルが数値にも表れている。ただ、平均スコアが「71.44」で36位にとどまっていることを考えると、いかにボギーを減らしていくかが終盤のポイントになってくるだろう。 昨年にバーディ数1位(369個、90ラウンド)、バーディ率9位(22.78%)だった畑岡奈紗は、それぞれ30位、43位という中間結果になった。渋野日向子はバーディ数85位(昨年は273個、37位)、バーディ率144位(同18.96%、71位)。『バーディが薬』という言葉もあるが、来たる秋の陣から停滞ムードを一変させていきたいところだ。 【バーディ数】 1位 ローレン・コフリン(269) 3位 古江彩佳(262) 10位 西郷真央(235) 30位 畑岡奈紗(205) 36位 西村優菜(195) 50位 勝みなみ(177) 59位 笹生優花(170) 85位 渋野日向子(146) 127位 吉田優利(107) 145位 稲見萌寧(88) 【バーディ率】 1位 ネリー・コルダ(23.46%) ・・・・・ 7位 笹生優花(20.99%) 9位 古江彩佳(20.79%) 29位 西郷真央(19.49%) 43位 畑岡奈紗(18.93%) 46位 勝みなみ(18.91%) 63位 西村優菜(18.36%) 92位 吉田優利(17.48%) 144位 渋野日向子(15.30%) 158位 稲見萌寧(14.38%)