「固定残業代」のメリットとは何? 「給料に下駄を履かせる」イメージだけが先行しているのですが…。
固定残業が45時間超えの場合は注意が必要
残業時間は原則として、労働基準法により「月45時間」「年360時間」が上限です。固定残業代に含まれる残業時間が45時間を超える場合は「違法」になる恐れがあるため、注意しないといけません。 また、残業時間が違法かどうかは、会社が定めた「所定外労働時間」ではなく、労働基準法で定められた「法定外労働時間」によって判断されます。
固定残業代が自分の望む働き方に合うか見極めることが重要
固定残業代のある働き方が合うか、合わないかは、何を重視するかによって一人ひとり異なります。固定残業代は、実際に残業をしなくても毎月一定額が確実にもらえ、収入も安定しやすいことから、残業に対して抵抗がない方にはプラスになるでしょう。 しかし、残業を避けたい方にとって固定残業代のある会社は、毎月の労働時間が長いことが予想されるため、あまりおすすめできません。このように、固定残業代にはメリットもデメリットもあるため、自分の望む働き方に合いそうかよく見極めることが重要です。 出典 厚生労働省 賃金不払が疑われる事業場に対する監督指導結果(別紙) デジタル庁e-Gov法令検索 労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)「労働基準法第37条」 厚生労働省 時間外労働の上限規制 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部