磯村勇斗「ビビッときました!」学生時代から好きだったキース・へリングの魅力を熱弁
グッズも持っています!
――ちなみに、キースのグッズもお持ちですか? 磯村さん グッズはいろいろ持っていて、ステッカーやファイル、ポーチ、Tシャツ、ジャケット、「光りを放つ赤ちゃん」と「吠える犬」のオブジェクトもあり、全部で十数点は持っています。 ――お部屋に飾って楽しんでいるのですか? 磯村さん 赤ちゃんと犬のオブジェクトは自分のなかのお気に入りで、それは部屋の観葉植物の下に置いています。配置を工夫して、気分によって犬に追われている赤ちゃんにしたり、赤ちゃんが追う犬にしたりしてシーンをつくり、寂しい遊びをしています(笑)。観葉植物はヤシ科の大きな葉があるもので、その下に置いているのですが、意外にかわいくて合います。 ――アートがお好きなんですね。 磯村さん 小さいころからアートは好きで、家族で旅行に行ったりするときは、必ず美術館に寄るくらいでしたので、その影響で自分も絵が好きになっていました。美術館で絵を見るのも好きですけど、その空間も好きなんです。部屋にアートを飾ると、その好きな空間を家の中で味わえて、自分のプライベートの時間が充実するし、落ち着きます。 ――最後に、展覧会を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。 磯村さん キース・へリングの作品は、今の若い人たちも見たことがある人がほとんどだと思います。でも、キースがどんな人なのかを知っている人は少ないと思います。今回の展覧会では、彼がどういう人でどんな人生を歩んできたのか、みなさんが見たことがある絵の背景にはどういった思いがあるのか、といったことを知ることができるチャンスだと思います。ここまでキース・へリングの裏側を解説していく展覧会はなかったと思うので、ぜひ、みなさんに来ていただけるとうれしいです。 ――ありがとうございました!
取材を終えて…
キース・ヘリングのTシャツがお似合いだった磯村さん。ご自身でも絵を描いているそうで、アートにも大変詳しく、楽しいお話を聴かせてくださいました。 取材後、会場で音声ガイドを聴きながら作品を観たのですが、キースの人生や彼の言葉が紹介され、まるでドキュメンタリー映画を見ているような感覚で作品を鑑賞できました。特に、エイズと診断されたあとのキースの想いや、死について語る部分では涙腺が崩壊。彼の作品と磯村さんの声が重なり、すばらしい鑑賞体験ができました。 ぜひ音声ガイドを聴きながら、キースの作品をご覧になってみてください。 All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
Information
会期:~ 2024年2月25日(日) 会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階) 時間:10:00~19:00 ※金曜日・土曜日は20:00まで ※年末年始(12月31日~1月3日)は11:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで 休館日:会期中無休 観覧料:一般・大学生・専門学校生¥2,200 中高生¥1,700 小学生¥700 ※事前予約制(日時指定券) 音声ガイド貸出価格:¥650(税込)※お一人様一台につき
田代わこ