「平均62歳のバスツアー」で半数がカップルに!残りの人生を誰かと…熟年婚活最前線
マッチングアプリでは、表面化しないトラブルも多い。 「恥ずかしさから実態が明らかになりにくいですが、騙(だま)されたという話はよく聞きます。一方で、結婚できたという話は多くない。婚活にはあまりおすすめしません」 結婚相談所は経歴などの書類を交換し、双方に会う意思があればお見合い(顔合わせ)を実施し、その上で交際に進むかを判断する。
自身に合った方法を選ぶ
立花さんの結婚相談所では1人につき年間約10~30本とお見合いを実施。最も多かったのは1年で88人と会った人も。困ったときに相談できるなど手厚いサポートがうれしい半面、費用はかさむ。 「それでも本気で結婚を目指す人は圧倒的に多く、登録直後にとんとん拍子で縁談が進むというケースも。アドバイザーも積極的に助言をくれるので、デートが何十年ぶりといった方や、自信がないという方向きですよ」 大切なのは、今の婚活の目的や自身の性格に合った方法を選ぶこと。 「相談所のまじめな雰囲気が合わない人もいますし、どの手段が合うかは人によりけり。うまくいかないと思ったら別のところを考えて違う方法に挑戦し、効率よく時間を使ったほうがよいですね」 ただし、どんなときにも忘れてはいけないのが、清潔感と気配りのマナーだ。中には、会って間もないのに資産の話を聞きたがり、場を凍りつかせる人も。 「焦る気持ちはわかるものの初対面で聞くのは失礼なこと。話さなくてはならないときには必ず打ち明けてくれるものなので、まずは相手の心を掴むことが先と考えて」 そして2度目の青春をゲットするには“覚悟を決める”、つまり勇気と度胸が明暗を分ける。 「好意を寄せてくれる相手の中から好きになれそうな人を見つけるケースが、女性の婚活では圧倒的に多いんです。人生最後の伴侶を本当に得たいなら、自分が好きになれるかわからない相手に対しても、選択肢を増やすために自分をアピールして、まず相手の気持ちを掴んでしまうこと。 選んでくれた相手の中から選ぶと、短期間での婚活成功につなげられるでしょう」