【プロ野球交流戦はここを見逃すな!】復活のどすこい、覚醒のたかし! 今年の"交流戦男"はいったい誰になる!?
続いて、投手の"交流戦男"候補を見ていこう。 「パの打者はフォーク系に弱い」「今年の飛ばないボールは重さもあり、落ちるボールがより効果的」という傾向も踏まえ、セでまず名前が挙がったのは、昨季交流戦で「防御率0.00」を記録した髙橋宏斗(中日)と才木浩人(阪神)のふたり。お股ニキ氏は特に才木を高く評価する。 「トミー・ジョン手術明けの3年間に限れば、防御率1.52。この数字は同時期の山本由伸(ドジャース)よりもいい。上から投げ下ろすスタイルのストレートはもともと一級品で、フォークもよく、今季はスライダーの感覚までつかみました。MLBでも通用するレベルです」 このほかセでは、村上頌樹(阪神)、吉村貢司郎(ヤクルト)、床田寛樹(広島)らのフォークが得意な投手、山﨑伊織、堀田賢慎、菅野智之(いずれも巨人)ら調子を上げてきた投手、リリーフで別格の存在感を放つライデル・マルティネス(中日)、栗林良吏(広島)の名前が挙がった。 「マルティネスも栗林も上から投げ下ろすタイプでフォークが生きる上に、カッターやスライダーも抜群。交流戦でも格の違いを見せてほしいです。一方、パでは佐々木朗希(ロッテ)、今井達也(西武)、大津亮介(ソフトバンク)など、以前から評価している投手に注目しています」 *成績は5月21日時点 文/オグマナオト 写真/時事通信社