不信任「真剣」抜け―首相 解散覚悟で提出―立民代表
石破茂首相は6日夜のBSフジ番組で、野党による内閣不信任決議案提出をけん制した。「抜くなら真剣を抜くべきで、竹みつを振り回しても仕方ない。恒例行事のように、何でもいいから出せばいいというものではない」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表は同じ番組で、提出する際は首相による衆院解散権の行使を覚悟していると強調した。 首相は、少数与党となり、野党が一致して不信任案が可決されれば、内閣総辞職か衆院解散を迫られる状況に言及。「主権者の国民に『なぜ不信任か』と説明できるか。責任野党という言葉もあるはずだ」と語った。 野田氏は不信任案提出を巡り「竹みつでチャンバラをする時代ではない。抜く時は本当に解散を促す」と主張。野党の力を結集すれば可決の可能性は十分あると指摘した。「採決まで至らなくても、自民党の判断で解散・総選挙を行うことはあり得る。野党だけでなく、公明党がどう動くかも判断の一つだ」とした。