阪神・青柳「しっかり最少失点で」勝負の甲子園7連戦 先陣は大一番に強い男!昨季日本Sで証明済み
運命の7連戦の先陣を切る。阪神の青柳晃洋投手(30)が9日、甲子園で行われた投手指名練習に参加。先発予定の10日・DeNA戦(甲子園)に向けた最終調整を行った。 【写真】マウンドに上がって投球練習をする青柳 聖地での登板は5月17日・ヤクルト戦以来、約4カ月ぶりとなる。この日は久々となるマウンドの感触を確かめるように7球を投じ、「もちろん悪いマウンドではないし、いい球場だと思う。いけるところまで、しっかり最少失点でいけたら」と意気込んだ。 「セ・リーグで一番だと思う。打ち勝っているチーム」とDeNA打線の印象を語った。中でも警戒すべきはオースティン。今季の阪神戦は打率・294、6本塁打、13打点の数字を残す。8月28日の対戦では村上が決勝弾を浴びるなど、何度も煮え湯を飲まされた。ただ、青柳自身は通算対戦成績で14打数2安打と抑え込んでいる。データの後押しも受け、主砲を封じ込めば、4月19日・中日戦(甲子園)以来の勝利も見えてくる。 開幕投手を務めた今季は1勝3敗、防御率3・54にとどまっている。それでも8月22日・ヤクルト戦(京セラ)で6回2失点と粘り、復調を印象付けた。チームの命運を握る一戦を託されるが、昨季日本シリーズ第7戦で先発起用され、五回途中無失点と好投し、日本一を引き寄せた。大一番での強さは証明済みだ。 苦しみ抜いた日々を振り返り「いい日は過ごせてると思うので、明日もいい日にできたら」。大事な7連戦初戦を“青柳の日”とする。