【ゴルフばか日誌 #6】同伴競技者がホールインワンを達成! ゴルフも、ゴルフ以外でも大変な3日間に
"下道＆車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第6話目です!
てんやわんやの週末でした！
ゴルフも、ゴルフ以外でも大変な3日間に。私めの奥さまが20日に突然、左目が見えなくなり、21日に検査、22日急遽入院、手術をしたのです。原因は網膜裂孔。 3月22日(金)19時。私は病院に奥さまを見舞い、無事を確認してから19時半に病院に近い名古屋都心環状線丸の内インターから名古屋高速に乗って新東名で東へ爆走。後日、「奥さんを放っておいてゴルフとは、なにを考えているんだ」と会社の関係者から非難を浴びたのはご想像通り。とはいえ、これにはゴルフ以外にも深いわけが。というのも、23日の夜に新宿K‘sシネマで映画「ほなまた明日」を会社の後輩・福田竜一と観る約束をしていたから。この映画、実は、監督は私の娘（息子の嫁）。本人3作目、完成後のイベント上映会で舞台挨拶をするとあって、どうしても見たかったのです。ちなみに、罪滅ぼしではないですが、毎週日曜日に奥さまが実施していたボランティア活動は、しばらく私が代わってやることに。週末の2日間ゴルフが1日に削り、全国制覇は遅れるけれども……と、それを言うたらまた大問題に(笑)。元上司の勝美浩氏は「奥さんは付き添っていなくても病院がちゃんとやってくれるよ。それより全国制覇が大事だわ」と。おっしゃる通りだけど、ますます奥さまには言えません。ってもう書いとるがや。勘弁してチョ～。 さて本題。今回のターゲットは大秦野カントリークラブ(神奈川県)です。2日目の24日は前述の通り、妻の代理でボランティア活動に参加するため泣く泣くキャンセル。予定していた富士篭坂36GCのコメント欄に「木村は雨でも台風でも雪でもクローズにならない限り必ず行きます」と大見得を切っておきながら……。同伴の方、本当にすみません。いつかどこかでお会いできたら改めてお詫びします。さらにもう1つ、今回、“車中泊”はしたものの、こちらも前述の通り、高速を利用しました。これも事情が事情ゆえに、どうかお許し願います。 というわけで20時、岡崎SAで夕食用のおにぎり(178円)とメンチカツサンド(203円)を買い、食べながら運転。沼津SAに到着したのが深夜1時。眠すぎて死にそう。1週間の仕事の疲れ、奥さまへの申し訳なさ、いろんなことが頭を駆け巡るが、すぐに爆睡。 3月23日(土)4時半起床。すぐ出発。大秦野CCは6時56分アウトスタートの午前スルーだから、着いたらすぐプレーできるよう前日からゴルフウエア着用で運転してきた（笑）。 新東名から東名に入り、大井松田ICで下道へ。丸の内ICから高速代7670円。下道なら払わなくてもいいお金。もったいない。セブンイレブンに立ち寄り、カップ麺、おにぎり、お茶を買って、食べながらゴルフ場へ。大秦野CCへは5時50分到着。3時間半しか寝ていないので当然、眠い。 コースはアップダウンがあり、フェアウェイは狭いが、私、こういうコースが大好き。ただグリーンが超速くて上質。すぐ後ろの丹沢山系を背にして順目なので下りならモーレツに速い。昇りでも速い。湘南の温暖な気候がもたらした最高のグリーンだろう。上につけたらもう大変。砲台グリーンを飛び出してラフまで転げ落ちる。名古屋GCの和合のよう。グリーンに惚れ惚れしたのは、三重県のジャパンクラシックCCキングC以来か。この日36パットで済んだのは奇跡に近い。 打ち上げの6番ホール(133ヤード・パー3)で凄いことが。横浜から訪れた清水正樹さんが9番アイアンでホールインワン‼ きれいなドローボールがピン手前に落ち、直後にガチャンと音がした。グリーンに上がってカップインを確認。ご本人絶叫、大喜び。 清水さん前半47・後半崩れて62の109。メンバーの山崎康行さんはさすが43・40の83。もう1人メンバーの石井徹生さんは元ラガーマンで半端ない飛ばし屋。53・49の102。私は49・49で98。なんとか100切り。12時にホールアウト。ゆっくり入浴して13時、いざ新宿へ。県道705号からニーヨンロク(国道246号)をひたすら渋谷に向かい、明治通りを新宿へ。
